山村づくり講座の授業で、お隣り長野県の自然学校の先進事例を視察してきました。
��村で、開校27年目になる自然学校の事例です。
この自然学校は、都市部から夏のキャンプに来て、
もっと長くキャンプしたいという子供たちの要望をかなえる形で、
��年間ここで暮らす山村留学の場を提供しています。
毎年17~20人くらいの小中学生を、受け入れて来ました。
とてもユニークと感じたのは、「子供はやる気を持って来ること」、
「親の期待は持ち込まないこと」を理念として受け入れる子供の面接をしていることです。
今回はこの26年続けられてきた試みの成果や今後の課題を知りたくて訪問しました。
担当のしんさん(事務局長)がお仕事の隙間を縫って、
施設の案内、事業内容の説明から学校林の現地案内まで丁寧に対応してくださいました。
開校当時の苦労話や地域との協力関係、教育理念など貴重なお話を幅広く伺うことができました。
一番右の黒いTシャツの方が、しんさんです。お世話になりました。
子供たちの生活の場、ここでは『母屋(おもや)』と呼ばれている建物
格安料金で泊めて頂いた宿泊施設
ロフトに2人下に3人でも、ゆったりした空間に、清潔なシーツが用意されていて、
ふっくらした布団で暖かく熟睡できました。
子供たちとスタッフが、手づくりしたパン焼き窯
子供たちやスタッフが自分の食器や作品などを焼く登り窯
地元の名人の古老に子供たちが教わりながら炭を焼く窯
地域の支援者や行政の力で道を作って頂いて、利用し易くなった学校林
登り窯でくべる赤松の薪材はこの山から伐り出している
スタッフの林業師がチェーンソーを使い、わずか数分で作った丸太シーソー
軸は切株を尖らせて、そこに穴を彫った丸太を上手くはめ込んである
子供たちの当番が作ってくれた夕食
とっても美味しく『いただきました』
大型冷蔵庫の中の食材を見て、当番の子供たちがメニューを決めて作るそうです。
子供たちが当番制で、薪をくべて沸かしているお風呂場
久しぶりに入った五右衛門風呂は、懐かしく、柔らかいお湯に感激しました。
��6年の歳月をとおして、
すべての施設やプログラムを子供たちと手づくりしてきた苦しくも楽しかった創成期とは違った難しさが有るという
ふじお 記