ひとつは木工の基本「手工具」 。これはノミが終わり、現在鉋の仕込みをしています。
そして、「機械使用法」。現在ひと通りの機械説明が終わり、小さな小物を幾つか作りました。
そして最後に「削りだす形」。これは材料を切り出し小刀や金ヤスリで削りだし、
形にしていく過程での様々な発見を大事にし、また形をとおして自分や自分の考えを表現し、
最後にそれをプレゼンテーションする授業です。
この「削りだす形」ではこれまで人のためのお守りを作りました。
そして、今回学生たちが挑戦したのが「スプーン」です。
全部で一人3本制作しますが、1本目が完成したので、それぞれプレゼンを行いました。
スプーンに込めた思い、
材料の硬さの違いによる切削の難しさ、
スプーンという”道具”としての機能と見た目の美しさの難しいバランス、
制作する過程で様々なことを学んだようです。
学生それぞれの好み、嗜好、正確、クセ。
いろんな観点でのものづくりがあります。
ある人は非常に分析的に制作し、ある人は直感で進めていきます。
そして、それぞれの思いが反映したいいスプーンが並びました。
プレゼンテーションでは、A4の製作レポートと合わせて発表します。
そして、各学生の発表後に松井先生がそれぞれの作品の評価や学びのポイントを解説します。
またこのような発表の場では、わかりやすい言葉で、わかりやすい話し方で説明すること、
A4レポートのまとめ方、写真の使い方などもチェックしていきます。
こういう小さなプレゼンの場でこまめにチェックすることで、
プレゼン能力や情報発信能力を高めていきたいと考えています。
それぞれ個人差はありますが、もっともっと高いレベルを目指せると思いますが、
入学当初に比べれば少しずつではありますが、上達していると感じています。
さて、スプーンはアカデミー森のコテージにも納められる予定です。