2014年2月28日金曜日

農サポ2013で「半農半Xで田舎を楽しむ」70人トークセッションが凄いことに!


半年かけて準備してきた農山村サポーター交流会2013ぎふ(農サポ2013)が、ついに2月20日午後~21日午前にかけて開催されました。岐阜県内はもとより愛知県・三重県からも集まった参加者は70名以上。



初日は、山県市でのエクスカーション3コース(A.地域資源活用の農家レストラン「舟伏の里へおんせぇよぉ~」、B.暮らしの伝統文化と地域の子育て支援「美山ジョイフル倶楽部」、C.若者と地域の場づくりと薪ビジネス「やーまん・みちくさ小屋」)で始まり、地域おこし協力隊・集落支援員の現場活動の楽しさや悩み(リアル)を共有。









もう一方で、ぎふローカル鉄道博覧会にも企画エントリーして「塩見直紀さんと語る[あなたの半農半X]発見ツアー」を進行。美濃市駅に降り立った参加者は、現地ガイドと町並みを歩きながら「X発見」のツアーを行いました。











第2部は、参加者スタッフ全員が「半農半X」自己紹介ネームカードを付けての懇親会。アカデミー情報センターに集まって乾杯をした後は、あっという間に打ち解けてすごい熱気。山県市メンバーの心づくしのローカルフード(シシ鍋、へぼ飯、早矢仕ライス)も大好評でした。






2日目の朝、早起き組は「朝森カフェ」で薪割り体験、焚き火でコーヒーを飲んで気分一新。




いよいよ塩見直紀さんの登場。基調講演「半農半Xな生き方で自分と田舎の未来をデザインする」が始まると、息もつかせぬキーワードが連発。70人の参加者がしんと静まって、すごい集中力で聞き入っていました。







そして「自分の半農半Xを見つける」全員参加型のトークセッションへ。塩見さんの特製ワークシートを使います。


第1ラウンド「コレクションしているものや長く続けてきたことは何ですか?」6人の円卓を囲んで1人1分で発表。



 第2ラウンド「自分の研究所をつくるとしたら何をテーマにしますか?」で同じく1分ずつ発表。このへんになると塩見さんの“強制出力方式”に皆も慣れてきて、会場は騒然とした場に。



第3ラウンドは「人生で叶えたいことを8つあげてください」普通なら難題ですが、これも順をおって到達したせいか皆どんどんアウトプットしていました。





あっという間の3時間が終わって、ランチタイムで「ふりかえり」。山県市の「おんせぇよぉ~」から届いた
お弁当を食べながら、少しゆるめの進行でや塩見さんへの質問タイムを行いました。




多くの方が「すごい刺激的でした」「自分の中のもやもやが整理でできました」と感想を書いていました。この中から、岐阜県中で「ひとり研究所」が名乗りを上げ、都会からも「半農半X」な暮らしを始める人がやって来ると良いですね。









記  山村づくり講座教員/農サポ2013実行委員長 嵯峨創平

2014年2月27日木曜日

エ〜ッ終わっちゃうの? 大人気「おうちプレーパーク」のこれから…


森林文化アカデミーの卒論研究は、学生自らが、社会の問題や課題を見つけ、それに対する自分なりの解決方法を社会に提案していくことに重きを置いています。


自然体験活動指導者・インタープリター養成コースの2年生、なっきーこと齋藤なつきさんは、在学中の2年間、学内にある森のようちえんやプレーパークを生きた教室(実習現場)としてみっちりと体験的に学んできました。

そして彼女が見つけた社会の問題とは…

①すべての子どもにプレーパークのような「自分のままでいられる場所」が必要!
②でも、どう考えてもプレーパークの数は少ない。
③さらに、限られた&恵まれた子どもしかプレーパークに来られないのが現状。
④大きなプレーパークではなく、小さなプレーパークが沢山あればいいのに!
⑤もっと気軽に始められて、気軽に遊びに行けるようなプレーパークを創りたい!

という自らの思いと、

⑤全住宅の13%を超した全国の「空き家」問題(中山間地域でも大きな問題)をなんとかしたい!

とを重ね





「空き家活用型のプレーパークをつくれば、地域も子どももハッピーになるのでは!」

そう考え「おうちプレーパーク」と名づけ、昨年11月から毎週水曜の放課後に空き家だった現在のシェアハウスを大家さんにお願いして開放させてもらい、自治会内の子どもたちを対象に美濃市内の上条地区で「おうちプレーパーク」を始めたのでした。

おうちのような小さな場所がプレーパークとして成立するのだろうか??
そんな、なっきーの心配をよそに
子どもたちは毎週遊びに来てくれ、そしておうちならではの様々な遊びが次々と生まれました。



さらに、地域のお年寄りの方々もぶらっと立ち寄っては、干し柿やたくあんの作り方を
子どもたちやお母さん、手伝いに来た学生たちに教えてくれるという嬉しい出来事もありました。
3世代交流が自然発生的に起きてたのも「おうち」ならではの力なのかもしれません。


全11回、のべ156人の子どもたちが遊びに来てくれた「おうちプレーパーク」も
とうとう昨日が、今年度の最終回でした。

そんなこと知らない(あるいは信じたくない)子どもたちは、「え〜っ、なっきー卒業したら終わっちゃうの〜?」

そしてお母さんたちは、

「もっと継続してほしいなぁ」との声。

いやいや、研究だけのために実施して終わらせるような
なっきーではありません。彼女は考えました。


地元のお母さんが中心となってこのおうちプレーパークを継続していけるよう動き始めたのです。これが実現すれば、空き家活用型の「おうちプレーパーク」が全国各地で誕生するきっかけとなるひとつのモデルとなることでしょう。


「すべての子どもにプレーパークを」


それがなっきーの思いです。

うまくいけば5月頃から、また再スタートする予定。
みなさんもしっかりと応援してくださいね。

全国でお母さんたちが「おうちプレーパーク」をジャンジャンはじめちゃう
ことを祈って。

最後に、
2年間、森の中で子どもたちとしっかり向き合い、そして自分とも向き合い、
「おうちプレーパーク」を、みごと誕生させた
なっきー、本当におつかれさま!

3月3日(月)アカデミーは卒業式です。


       



自然体験活動指導者
インタープリター養成コース
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作










2014年2月26日水曜日

岐阜和傘づくりを支える「3本の矢」

ものづくり講座教員の久津輪です。きょうは私が取り組んでいる岐阜和傘づくりの支援を、3本の矢に例えてご紹介します(・・・どこかの経済対策みたいですね)。

まずは昨日撮ったこの写真。和傘の仕上げや部品づくりに関わる3社の代表が、団結して岐阜の和傘づくりを次の世代へ伝えるために一歩を踏み出した、記念すべき写真です(ちょっと大げさですが・・・笑)。この写真のことは、後で詳しく説明します。


さて、私が和傘業界に本格的に関わり始めたのは2年近く前のことでした。傘の骨をつなぐ要の部品「傘ロクロ」の材料供給が途絶え、和傘づくり全体が存続の危機に立たされたことを知ったのがきっかけです。

この時、克服すべき3つの課題があることが分かりました。
1つ目は、材料供給。傘ロクロはエゴノキでできており、他の樹種では代替できないのですが、伐採と供給は岐阜県内のたった一軒が担っているのが現状でした。その供給元が亡くなったため、新しい伐採地を探し供給体制を確立する必要がありました。
2つ目は、後継者。傘ロクロを作るのは全国でも岐南町の木工所一軒だけで、後継者がいない状況です。職人が途絶えると、日本中の和傘生産が止まってしまいます。一刻も早く後継者を探す必要がありました。
3つ目は、設備。傘ロクロの加工機械は、明治初期に東芝の創業者でからくり儀右衛門こと田中久重が考案したとされています。それほど古い設計のものが今も使われており、老朽化が進んでいます。新しい加工機械の設計・更新は不可欠です。



これらの課題に対する1本目の矢は「エゴノキ・プロジェクト」。このブログでも度々ご紹介していますが、美濃市内で発見したエゴノキの森から、地元林業グループの山の駅ふくべ、和傘業界、森林文化アカデミーの三者が協力してエゴノキを伐り出すプロジェクトです。たくさんの人たちの協力を得て、持続可能な供給体制を作り始めたところです。

2本目の矢は、ものづくり講座で学ぶT君です。和傘業界の危機を知り、後継者を志願して森林文化アカデミーに入学してきました。まだ1年生ですが、学校で基本的な木工技術を学びながら、既に岐阜の和傘業者のもとにも通って勉強を始めています。卒業後はさっそく傘ロクロの後継者として働く予定です。
「T君、期待しとるよ」  「・・・(無口)」


そして3本目の矢が、機械の更新。冒頭の写真は、ものづくりを支援する国の補助事業の説明会での1枚です。傘ロクロ専用の機械を新設計するとなると多額の費用がかかります。そこで私から補助事業の情報を提供し、利用できるものは利用しようと和傘業界として応募を検討することになったのです。もちろん補助金で全額まかなえるわけではないので、業界が協力して負担する必要も出てきます。
その後、さっそく岐阜県経済産業振興センターのアドバイザーの方に加工機械を見てもらい、補助事業申請のアドバイスも受けました。3本目の矢では、私はこうして情報を提供したり人を紹介するのが役割です。

1本目の矢は放たれたばかり、2本目と3本目はまだ矢をつがえたところに過ぎません。しかしこの3本がいずれも的を射ないと、日本の和傘は存続しないと思っています。
これも岐阜が誇る大切な森林文化のひとつ。がんばって支えていきます!


2014年2月24日月曜日

25年度 岐阜県 施業プランナー研修終了 ~事業実績発表会~

 岐阜県主催の平成25年度森林施業プランナー研修(育成研修・上級研修・技術維持研修)
すべてが終了し、このたび新たに17名の施業プランナーが10ヶ月間にわたる研修を終え、修了証
を手にされました。
 
 

 この日は最終の事業実績発表会。
発表会には会社の上司、同僚、県庁森林整備課、森林文化アカデミー副学長、森林研究所や
森林文化アカデミーの講師陣など約50人の専門家の前で実績発表です。

 開会に先立って、県庁森林整備課の高井森林経営対策監から、「施業プランナー活躍への期
待」についてお言葉ありました。


1番手は岐阜中央森林組合の栗田さん
山県市で98.75haの集約地について、目標林型(直径30cm、500本/ha)の主伐までに2回利用
間伐する計画を発表。
 
 作業システムの基本はチェンソー、グラップル、ユニックのシステム。

 2番手、株式会社美山林業の松原さん
 山県市日永のスギ・ヒノキ人工林10~12齢級を将来、柱取りを念頭に中層間伐して、大径材を
目指すプランが提案された。
 
 
 作業システムの基本はチェンソー、ウインチ付グラップル、ユニック付トラックのシステム。



 3番手は西南濃森林組合の市原さん
 不破郡垂井町のスギ。ヒノキ人工林29.7ha、7~9齢級の林分を四寸柱取りを目指して施業し、
800本/haで管理した後、主伐する計画を発表。



 4番手は揖斐郡森林組合の後藤さん
 揖斐川町谷汲の114haの集約地で、100年生の見本となる目標林型を示し、当初は劣勢木中心
の間伐。システムはタワーヤーダとラジキャリ併用、そして作業路開設による車両系搬出。


 後藤さんはスマートフォンの活用もうまく。
特別なGPSでなく、スマホによる位置情報やデータ管理も駆使しています。


 5番手は西濃建設株式会社の山口さん
 
 揖斐川町春日のスギ・でヒノキ林で、31.10haを中心とした集約地のうち、13.07haの社有林で
3.7haの搬出間伐と切り捨て間伐について発表しました。


 6番手は郡上森林組合の木島さん
 郡上市大和町で「水源地域における森林整備」を実施。
利用間伐しながら、下層植生の侵入を促し、水源保護に注意した森林整備と作業路開設を予定。


 7番手は岐阜県森林公社の柚村さん
郡上市美並町の分収契約地41.3haについて、
 ヒノキの目標林型を胸高直径38cm、樹高27m、300~400本/haにし、契約者の人たちに少しでも
有利な木材生産を提案できるよう努力しました。



 8番手は可茂森林組合の佐藤さん
七宗町の340haの集約団地で、ヒノキ154haに目標林型200本/ha、胸高直径46cm、樹高29mを
定めて、「100年の森林づくり施業指針」のもと路網整備と森林整備を推進しました。



 9番手は有限会社ヤマエス日比野林業の日比野さん
 瑞浪市土岐町の38.2haの集約地を列状と定性を組み合わせた間伐を実施。一部、枝打ち林では
2玉造材を目指して、皆伐を計画。


 10番手は株式会社館林林業の館林さん
 自社所有山林の木材を、自社製材するだけでなく、山林の有効利用としてのソーラーパネルの
設置などについても実践されています。


 11番手は加子母森林組合の熊沢さん
 岐阜県内では珍しく地積調査が完了しており、所有界境は問題なし。
山の斜面傾斜が35度以上とか林道から200m以上離れた林については、環境林として整備する。
目標林型の中には二段林も組み込んで、材積維持50%を目標に上木間伐しながら二段林を目指
す。


 12番手は恵南森林組合の長谷川さん
森林経営について「公共性、平等性、透明性、持続性」をモットーに、ヒノキ林に平均胸高直径
22cm、550本/haの目標林型を定めて、チェンソー、グラップル、プロセッサ、ダンプトラックの
作業システムを提案。


 13番手は南ひだ森林組合の丹羽さん
下呂市萩原町羽根の集約団地346.7haの森林について施業するため、同じ下呂市内で90年生ヒノ
キ人工林を目標林型に定めて、優良材生産を進める計画。少しでも有利販売につながるよう
採材にも工夫をする。


 14番手は飛騨高山森林組合の松葉さん
 高山市丹生川町で、目標林型をスギ胸高直径38~40cm、ヒノキ胸高直径30~32cm、カラマツ
胸高直径40~45cmとし、作業路開設をしながら搬出間伐を目指す。
 山は価値ある財産と思ってもらえるように仕事をしたいとの意気込みも良い。


 15番手は飛騨市森林組合の西川さん
 飛騨市河合町で、スギ人工林(胸高直径24cm、樹高20m、1,300本/ha)と広葉樹天然林(胸高直径22cm、樹高14m、1,200本/ha)の林分を整備。
 スギ人工林は定性間伐で搬出を実施、広葉樹林は70年生広葉樹を主に更新伐を実施する計
画。


 16番手は大山土木株式会社の稲葉さん
 高山市朝日町のスギ・ヒノキ・カラマツ林で、特にヒノキについては80年生で胸高直径30cm、樹
高26m、400本/haの目標林型を定めて森林整備。
 スギ、カラマツについては作業路を開設して、近場をウインチ集材。


 17番手はH・C建設の上野さん
 飛騨市塩屋でスギ人工林を主体に対応、胸高直径40cm、樹高34m、500本/haの目標林型を
定めて、5~10年間隔で目標林型に近づける間伐を実施、労働生産性は5.0 m3/人日、素材生産
費は9,500円/m3と見込む。

 一日掛けて、17人の全発表が終了。
講師を務めた杉本先生、横井先生、県庁森林整備課の高井対策監から、全体に対する講評。
 杉本先生からは「例年よりレベルの高い」評価、横井先生からは「目標林型をしっかり捉えて良
い」との評価、高井対策監からは「ますます施業プランナーに期待する」との評価。

 最後に、岐阜県立森林文化アカデミーの桂川副学長から、施業プランナー研修修了証の授与。
10ヶ月間にわたる大変な研修の締めくくりです。

 さて、みなさん。これから一層大変な仕事になると思いますが、今回研修で得た知識と、仲間、
そして講師陣をフル活用すれば、今後の森林整備に盤石の体制が出来るのではないですか。
 一人で悩み苦しむのではなく、仲間や知り得たコネクションをフル活用して、今後は仕事に向
かって下さい。 ご苦労様でした。 17名の皆さん、次回は技術維持研修だね。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

2014年2月23日日曜日

涌井史郎学長の見識ある講評に、クリエーター科発表者みな胸を熱くする

平成25年度岐阜県立森林文化アカデミー
  クリエーター科課題研究発表会で涌井学長の言葉が響く


 最初の発表は「林業再生講座」の田中さん、中嶋さん、渡邉さんの3人。講座主任の横井先生
から学生を紹介。
  学生一人一人が発表する毎に、涌井学長がコメントをされました。

1.コナラの胸高直径からシイタケ原木・薪の収穫

2.素材生産における生産管理の実態と見える化導入の試み

3.フクシマの林業従事者が安心して働ける職場環境づくり


 涌井学長のコメントは、専門の教員からも発せられないほど、高度な視点からの解析、評価、
それでいて判りやすい。納得できる。


 
 学生や教員以外にも、父兄や一般の方も聴講可能でした。その中のお一人、大原林産の代表
取締役の小森さまから、発表内容についてご意見を頂きました。
 


 他にも、岐阜県立国際園芸アカデミーの上田学長さんもお越下さり、福島県の林業について
発表した内容についてご意見を下さいました。

 次の「山村づくり講座」は、天池さん

4.里山の自然・社会資源を活用したエコミュージアムの研究
   -「馬瀬里山ミュージアム」を題材にして-

  実際に現地に入って、地元の目線でどう向かうべきかを発表しました。


 次は「IP養成コース」 講座担当の萩原ナバ裕作さんが、ナッキー(○ナッシーとは違う)の紹介

5.気軽にはじめられる空き家活用型おうちプレーパークの実践、地元美濃市上条での活動紹介


 学長からは、各人が発表するたびに講評を頂きましたが、これだけ多様な分野でも、すらすらと
判りやすい講評をされ、ナッキーには「大人の論法」についても言及されました。



 次の「木造建築講座」、冨田先生から堤さん、麗さん、山崎さんを紹介。

 6.地域のための環境づくりとしてのセルフビルド建築

7.特殊なねじれを考慮した木造建築の構造設計の手法

8.地域性を活かした建築の設計手法に関する研究-揖斐川町春日地域からの考察



 「ものづくり講座」は6人なので、3人づつ紹介
最初は松井先生が小池さん、長谷川さん、吉川さんを紹介。

9.障がい者と共につくる木のおもちゃ~いきがいと歓びにつながるものづくり~

10.木育講座サポーター養成プログラムの開発-指導者と園児をつなぐ役割-

11.都会のものづくりスペース都市生活者と森をつなぐ


発表者ラスト3人目は平木さん、

12.感性を育む木製遊具の研究-幼児教育の環境づくりのために-

ヒノキの枝を使ったピンクハウスの発表でした。


 ラスト2は諸橋さん、
  13.郡上踊り下駄プロジェクト 郡上の森林と文化と人を繋ぐ  と題して、山と下駄、文化を
つなげる話、和服屋さんとのコラボ、デザイナーとのコラボについて発表。


 さてさて、最後は花井さんです。

14.ヒノキの椅子 -軽やかな見た目で強度のある椅子を作るには

 家具の中でも椅子は強度が問題となるが、それをデザインや継ぎ手などを工夫して、ヒ
ノキでも安心して使える工法を検討しました。



 さて、涌井学長はエンジニア科と2日間にわたって学生の発表を聞かれ、最後に全体講評を
されました。
 一言一言、学生全員の名前をあげながら、しっかり評価され、学生も大満足。
聞いていた教員もl大満足。

 手前味噌ではありますが、今年の課題研究発表はエンジニア科もクリエーター科も中身が濃く、
更には涌井学長の見識ある考察もあって、素晴らしい発表会であったと感じました。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。