2014年4月30日水曜日

ヘビのリレー&裸足で歩く 「これで充分」 〜 森林から木材・暮らしへ 第4ステージから 〜


森林から木材暮らしへの第4ステージが25日に始まりました。ステージ初日の担当は、私ナバ。「木育・樹からのアプローチ」と素敵なタイトルがついてますが、要は「森を自然を、頭ではなく身体全体で感じること」「森と一体化すること」がテーマです。
森や木に関わり社会を変えていこうと考えている人間にとって、どんなに森や木に関わる技術や知識を身につけたとしても、森での豊富な原体験や、わたしたちが森の一部であるという意識がその人の芯にない限りは、結局はただの技術や知識でしかないと思います。森や自然にどれだけ身をおき、どれだけ身体に染み付いているかが全てを支えます。

そんなメッセージを込めて、これから分属してそれぞれの専門分野に分かれて学び始めるクリエーター科の学生さんたちと森を歩きました。


朝、学生たちが心も身体もガチガチの状態で突然授業初めても、何も吸収できないので、まずは、森の松ぼっくりを使ってのアイスブレーク。互いの名前を覚え、目を合わせ、コミュニケーションをとる。これも当たり前のことですが、忘れがちな大事なこと。

そしてお次は、ちょうど全日の夕方に森のようちえんの子どもたちと見つけたシマヘビを
「怒らせないように」みんなで力を合わせて全員の手の上を移動してもらうことに挑戦!
予想外のヘビの感触に感激していた人も。

ヘビは捕まえようとすると怒りますが、手の上を移動してもらおうとすれば大丈夫。
自然を制しようとするのではなく、自然のリズムに合わせることが大切です。
自然と共に生きるには日本の伝統とも言える「いなし」が重要、と我がアカデミーの涌井史郎学長も力説しております。

そして草花遊びをしながら近くの小川に移動して、今度は足の裏で山を体感。
裸足でまだ冷たい沢を歩いたり、コケの上を歩いたり、葉っぱの上を歩いたり。
今まで閉じていた感覚が少しずつ開いてきます。

最後は皆で森の中で、気持ちいい風や鳥の声を聴きながら、詩人ナナオ・サカキの
「これで十分」を読んでふりかえり。

「これで十分」

足 に 土
手 に 斧
目 に 花
耳 に 鳥
花 に 茸
口 に ほほえみ
胸 に 歌
肌 に 汗
心 に 風




あっという間の半日でしたが、この日の体験をきっかけに
日々の生活ではついつい忘れがちな感覚を取り戻しに
森に還ってきてください。


自然体験活動指導者
インタープリター養成コース
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作







2014年4月28日月曜日

やっぱり最後は NAGARAGAWA

仕事を辞めてアカデミーに入学しよう!

いつか農的暮らしをしながら自分で起業しよう。

そう決心して遠く神奈川県から家族(子ども3人+奥様)と一緒に岐阜県美濃市に引っ越して来た学生、カズ君。

縁あって、山梨県のNPO法人「都留環境フォーラム」に就職、というよりはメンバーとして迎え入れてもらうことになりました。

自分の給料は、自分で稼ぐことが求められる職場です。
ちょっぴり厳しい現場かもしれませんが、たっぷり暖かい家族のような職場です。


1年間というあっという間の濃くて短い期間でしたが、
カズ君家族と一緒に過ごせたことを本当に感謝しています。


山梨に旅立つ前の晩、お別れと今までの感謝の気持ちも込めて
バーベキューさよならディナーをしました。もちろん会場は、長良川のほとり。

私ナバの家族とは、家族同士の付き合いもさせていただきました。
本当に素敵な微笑ましい家族です。




ここではじまって、ここから旅立つ。そんな気持ちもあってここにしました。

カズ君には、ソーシャルイノベーションをしまくっているNPOのメンバーとして
これからどんどん社会に対して仕掛けていってもらいたいと思います。
そして、すでに今年度の企画は具体的にあるようです。

いつしか、長良川の鮎のように、大きくなってここ美濃に戻ってくる日を楽しみにしていますね。身体が戻ってくるということではなく、カズ君の活動がここに伝わり、戻ってくるということです。



別れ際に、長男のコウキが「涙がでてきちゃうよ〜」だって。
オレだってそうだよ。でも、嬉しいじゃないか。また会おうね。
こちらももらい涙してました。

焚き火を囲んで、ほんとうに暖かい時間がそこにありました。

新しい出発に万歳! そして短い間だったけれどステキな時間をありがとう。

森林文化アカデミーは、先生と学生はもちろん、
人間と人間がしっかりと向き合って共に成長している学校です。


自然体験活動指導者
インタープリター養成コース
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作






持続可能な林業のための第一歩~郡上の山づくりお手伝い~

郡上市高鷲町の山川さん所有森林でヒノキを植栽


 エンジニア科1年生の『森づくり実習(春編)』
  今回は脳神経外科医であり、高鷲林業友の会の代表でもある山川弘保さんの所有山林で
 ヒノキの苗木植栽のお手伝いです。  今回の指導教員は原島、横井、JIRIの3教員。


 足腰のストレッチ体操の後、原島先生から現場の地拵え、植栽について説明を受け、続いて
作業開始。

 途中、所有者である山川先生も来られ、この現場はかつて開拓で焼き畑跡の放棄地がアカマツ
とコナラ類の広葉樹林になった場所であること。そこを伐採して、新たにヒノキを植栽すること。
山での仕事は素晴らしい活動であり、森林文化アカデミーの学生にも期待すること。などを語って
下さいました。


 苗については、根が長いこと、植えやすくするためなどの点から、どのように根を調整するのか
の指導を受けて、植栽の準備を進めます。

 他の学生は、黙々と地拵えに熱中。


 ヒノキの苗は1.8m間隔で植栽、つまり3,000本/ha植えです。等高線に沿って、上下は千鳥に
植栽していきます。

 植え穴には落葉層などが入らぬよう丁寧に植栽して行きます。


 最後に山川先生から、未来への期待、山への期待、学生への期待と学生への労いのお言葉、
山川先生有り難う御座いました。


 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

生涯学習講座 郡上田舎体験

〜 田舎で山の恵みを探しませんか 〜

昨日生涯学習講座「郡上田舎体験」が「郡上八幡山と川の学校」と森林文化アカデミーとの共催で開催されました。

参加者の親子連れのご家族は、まず新緑の森の中をワサビ田まで歩きます。途中にはいくつか川があり、渡らなくてはいけません。



ワサビ田では管理人さんにワサビ田の管理作業を教えてもらいます。



まずは地面を耕して泥を流し、植えるのに適した柔らかい状態にします。お子さんも鋤をふるって頑張ります。耕したあとは、ワサビの苗を一本一本丁寧に植えていきます。最後に子供たちが協力してお昼のおそばのためにワサビを1本掘り上げました。



お昼からは山菜を探してゆっくり歩きます。まずは間違えて採ってしまうと大変なことになる毒草を講師から教えてもらいます。皆さん真剣に聞いています。あとは自由に山菜を摘みながらゆっくり歩きます。


途中でハプニング! カモシカが出てきました。子供たちは目を丸くして見ています。カモシカとは山菜を巡ってはライバルの関係ですが、そのまま見送りました。直接目にすることができたのは、郡上の自然の奥の深さ故でしょうか。


最後は吉田川の源流の一つである湧水をみて帰りました。


山は多くの恵みを与えてくれることを実感していただける講座になったと思います。次回の講座は10/4(土)です。木の実を探して果実酒を作る予定です!

安全を確保する第一歩、『ドレスコード』始動

安全のためには格好から入ってもいいんです。


 平成26年度から岐阜県立森林文化アカデミーでは、作業におけるドレスコードを採用。
授業に参加するには、こうした服装・装備を身につけることを実習参加必要条件としました。

 これはオーストリアや森林再生システムなどで採用されているものを参考に、当校でも義務づけ
したものです。

 チェンソーや刈払い機を用いない通常の山林作業では、ヘルメット、呼び子、ナタ、手鋸、
手袋、作業靴(地下足袋)が必要です。このうち、どれが欠けてもダメなのです。


 チェンソーや刈払い機を用いる場合は、2種類のパターンがあります。
一種類は秒速20mで回転するチェンソーの刃に耐切創機能があり、なおかつ格好イイチェンソー
パンツ、チェンソーブーツはもちろん、イヤマフやフェースガード付きヘルメットなど・・・!

 もう一つはチャップスやケブラーブーツなど


 『安全はすべてに優先する』この言葉のもとに、安全に対する意識は服装から変えて良い
のです。

 このドレスコードは初歩段階、これから年々、グレードアップして技術に相応したものにまで
仕上げられるよう努力します。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

2014年4月26日土曜日

E1林木育種・育苗|種まき

前回(4/16)の林木育種・育苗では床づくりと床替えを行いました。その一週間後の4/23に,ヒノキの種まきを行いました。まずは前回作った苗床を再度丁寧にふるいなおし,大きめの土のかたまりを取り除きました。鍬や丸太で畦を整えた後,種を蒔く面を手で丁寧に仕上げました。

ヒノキの種子は県内の育種場からいただいてきたものです。事前に常温に戻して水に浸けておき,発芽促進処理をしておきました。均等に蒔き付け,上からふるいで細かい土を薄くかけました。その上から乾燥と流亡防止のための敷きわらをして,水やりをして完成です。

その後,寒冷紗をかけるための杭づくりをし,最後に余った畦に,学内の林から採取してきたコナラの苗を植えました。今回も少し延長してしまいましたが,春のメインの畑作業を終える事ができました。これから先は草とりと水やりの日々が待っています。1年生のみなさん,気を抜かずにがんばりましょう!


ちなみにこのコナラですが,葉っぱが出てから日当りの良すぎる場所に植えかえたため,金曜日に見たらいくつか葉が乾いてしまっているものがありました。手で外してみると離層が形成されていたので,再度展葉してくることを祈ります。

目指せ 「林業再生の☆」 多様化する問題に対処せよ!

林業再生講座「課題研究ゼミ始動」
 林業再生講座2年生の課題研究、これは1年間の勉強の成果とこれまでに感じた林業上の
問題点について、現場に立ち返って問題解決する集大成の場です。

 今年は竹川さん、富井さん、笠木さんの3人が、それぞれが感じた問題点を洗い出し、その中で
自分が解決すべきことと、それを解決するための仮説を立て、その仮説を実証させて行きます。


 トップバッターは静岡県の有名な林業後継者である竹川さん。
 『川下から繋ぐ、森林経営』と題して、地元の山林所有者、製材工場、工務店が抱える問題を
テーマに取り組むようです。

 二番手は富井さん、自分の将来の職場を思い描いて、丸太原木時における曲がり(矢高)を
数値的に明確化する『原木の矢高規格表作成』に取り組むようです。

 
 最後に森林組合に就職を希望する笠木さん『林業における労働災害を無くすため作業者の
安全意識の向上をはかる』と題して、作業手順書の作成に着手するそうです。
 
 林業は死傷千人率が27.7人と非常に高く(全産業平均は2.1人)、労災保険率も全産業中、
3番目に高い1,000分の60です(農業なら1,000分の12)。
 
 これから、どうしたら安全意識を替えられるかに挑戦です。みなさん、ご期待下さい。
 
以上報告、jiriこと川尻秀樹でした。
 
 

新入生と「ものづくりタイムトラベル」へ

森林文化アカデミーの新入生たちと、岐阜県のものづくり1300年の歴史を旅してきました。

クリエーター科(林業再生・山村づくり・環境教育・木造建築・ものづくり)の学生を対象に、全教員がリレー形式で教える「森林から木材・暮らしへ」という授業があります。私は例年、「ものづくりタイムトラベル」と題して、岐阜県では昔からどのように森林と人が関わり、どんなものづくりをしてきたのか、見学へ出ることにしています。

この日はあえて講義はしません。まだ入学したばかりなので、頭に知識を詰め込むより、まずは心と体で感じてほしいと思っているからです。そして、いま自分は歴史の流れの中でどこに立っていて、これまでどんな積み重ねがあり、これからどこへ向かうべきなのかを考えるきっかけを提供したいと考えています。


まず、バスは100年前の岐阜県へ。車内では、この「岐阜県林産物一班」を参考にしながらクイズ。この本、今からちょうど100年前に、当時の市町村別にどんな森林資源でどんなものづくりが行われてきたのかを詳しくまとめたものなのです。
たとえば関市では、「木管」とよばれる木のパイプをシラカシで年間21万本も作っていたことが出てきます。当時、岐阜・大垣一帯では紡績・織物の大工場建設が相次いでいたのです。

到着したのは郡上市の明宝歴史民俗資料館。ここには村民が集めた47000点もの民具が収められています(一部は国の重要有形民俗文化財!)。まさに100年前の岐阜の暮らしがうかがえる資料です。

解説していただくのは、村の歴史を何でも知っている末武東さん。下の写真では、この地域にたくさん生えているエゴノキから、岐阜の特産品、和傘の部品を作って出荷していたことを説明しています。ここでも、林業・林産業が下流の製造業と密接に結びついていたことがうかがえます。

見学中に、森林文化アカデミー卒業生の諸橋有斗さんが駆けつけてくれました。彼は、この郡上市でかつて盛んで、その後途絶えてしまった下駄づくりを復活させるための研究を行い、卒業とともに事業を立ち上げました。この資料館にも、昔の下駄を調べるために訪れたといいます。過去を知ることが、新しいビジネスのヒントにもなる好例です。



そしてバスは飛騨へ。さらに歴史を遡ります。
ミュージアム飛騨で、飛騨木工連合会の野尻修二さん、高田秀樹さんに解説していただきました。飛騨といえば木工技術で知られますが、なんと1300年前から都の造営に貢献してきたのです。

こちらは現在の皇居に収められている「新宮殿の椅子」の試作品。木工芸の人間国宝・黒田辰秋と飛騨産業が制作にあたったものです。昔も今も、飛騨の木工技術は都に貢献しています。

飛騨といえば曲げ木が有名です。1920年にヨーロッパから技術が伝えられ、曲げ木の椅子づくりで洋家具の産地として栄えていきました。今では椅子やテーブルの出荷額では日本一を誇ります。


1300年を一気に現代まで駆け抜けて、最後は未来へ。
高山の大手家具メーカー・飛騨産業を訪ね、北山庸夫さんに解説していただきました。この会社では岐阜大学を退官された棚橋光彦教授を招き、研究所を設立して、これから先の最先端技術の研究を行っています。

スギ丸太をそのまま圧縮して角材にする技術。もう刃物や製材所はいらなくなるかも?

木をゴムのように柔らかくする技術。


高山ではこうした最先端の研究を行いながら、これからも木工技術のトップランナーであり続けようとしています。飛騨の匠の歴史は、現在進行形で続いています。

盛りだくさんのタイムトラベルでした。新入生たちの心と体に、この旅で感じたことがひとつでも染み込んで、これから2年間の学びを始める上での刺激になればと願っています。

2014年4月25日金曜日

ニホンミツバチ、巣箱を気に入った?

 アカデミー構内に設置したニホンミツバチの待ち受け箱に、頻繁にミツバチが出入りするようになっています。全体的に黒っぽく少し小柄なミツバチ、ニホンミツバチです。

 このあたりでは分蜂(巣別れ)が始まっているようで、現在出入りしているのは、新しい居住場所を探している個体のようです。巣箱の入り口周辺に塗り付けておいた蜜蝋をしきりに舐めています。時々子供のように取っ組み合いをしたりして、見ていて飽きません。

 先週あたりから出入りは確認していたのですが、いつもお世話になっているニホンミツバチ協会の会長さんから頂いたキンリョウヘンという東洋ランの花を巣箱の横に設置したところ、さらに頻繁にミツバチが訪れるようになりました。このランの花のある匂い成分がニホンミツバチを誘引することが知られており、分蜂群の待ち受けによく使われます。

 花にもっとたかるのかと思いきや、意外と巣箱の方に興味を示している様子です。気に入ってくれているのでしょうか。


 実は数日前に、ニホンミツバチ協会の会長さんから「今ちょうど分蜂群がいるから見においで」と連絡を受け、隣市まで急遽見に行ってきました。

 ホオノキの枝元に直径数十センチの群れが固まっています。以前アカデミー構内でも見たことがあるのですが、これだけ集まっているとやはり圧巻です。一緒に行った学生も初めて見る人がほとんどで興味津々。
 分蜂中の個体はおとなしいようで、群れの中にそっと手を突っ込んでも刺されることはまず無いとのことでした。中は暖かいそうですが、今回は手の届かない高さにいたので体験できなかったのが残念です。

 こんな分蜂群が一斉に巣箱に入っていくのを目撃したいと思いつつ、学生と巣箱の観察を続けています。

2014年4月23日水曜日

ICTを駆使してGIS技術の一端を学ぶ ~ 林業IT ~

エンジニア科2年生 林業ITで森林GISの一端を学ぶ



 エンジニア科2年生が森林GISについて学ぶ、「林業IT」の授業が本日から始まりました。
メイン講師は岐阜県森林組合連合会の顧問もつとめる中島義雄先生。そしてJIRIがサポート。

 最初に「IT」とは何か? 「ICT(Information and Communication Technology)」は日本語で、「情報
通信技術」と言い、この「Communication」が重要ですよね。から始まり、GISについての説明を受け
ました。


 GISの本論に入る前に、昔の地図を見る。
この地図は第一次世界大戦時に作成された図面で、戦車が侵攻する場合に、A・B・Cのどこを
通れば良いか、どこを通ると不利かを考えます?


  前の図面に記された記号はそれぞれ、意味があり「乾田」、「水田」、「沼田」が記されていた。
 つまり戦車がぬかるみで侵攻できないコースを見極めるため、昔の地図には「水田」を3種類
 に分類していたことが判ります。
   これもアナログ的な情報として重要。


 次の地図記号は、広葉樹と針葉樹です。現在樹木は2種類しか表記がありませんが、昔はナラ
とかクヌギとか。スギやマツ、伐採林などの表記にまで及んでいました。
 それほど樹種の違いが価値があった時代がありました。

 さて、ほとんどの学生がスマホやアイフォンを利用しており、Google Mapなどの操作は簡単に
出来るのですが、自分たちが重要なGISデータを管理するような技術は持っていません。

 そこで、初級編から実践です。


 国土地理院のGISや岐阜県域統合型GIS、シームレス地質図、Google earthなどを体験です。
国土地理院のGISでは、もしも水位が10m上がったどのようになるのか見てみました。


 岐阜県内の地図では、勾配10%程度で作業道の線形を描き、線形のシミュレーションや伐採幅
、収穫予測などの可能性を学びました。


 最後にArc GISを起動させ、そこに森林簿データや地形図、航空写真をレイヤーとして重ね
データの修正や表示方法を学びました。


 さて、エンジニア科の学生にとって初めてのGISに関する授業。
 人によっては優しく、人によっては難解なGISですが、誰もがその便利さには気づけました。
今後はGPSデータや測量の実測データを組み込んで、仕事で利用できるレベルまで学びます。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。