2014年2月23日日曜日

涌井史郎学長の見識ある講評に、クリエーター科発表者みな胸を熱くする

平成25年度岐阜県立森林文化アカデミー
  クリエーター科課題研究発表会で涌井学長の言葉が響く


 最初の発表は「林業再生講座」の田中さん、中嶋さん、渡邉さんの3人。講座主任の横井先生
から学生を紹介。
  学生一人一人が発表する毎に、涌井学長がコメントをされました。

1.コナラの胸高直径からシイタケ原木・薪の収穫

2.素材生産における生産管理の実態と見える化導入の試み

3.フクシマの林業従事者が安心して働ける職場環境づくり


 涌井学長のコメントは、専門の教員からも発せられないほど、高度な視点からの解析、評価、
それでいて判りやすい。納得できる。


 
 学生や教員以外にも、父兄や一般の方も聴講可能でした。その中のお一人、大原林産の代表
取締役の小森さまから、発表内容についてご意見を頂きました。
 


 他にも、岐阜県立国際園芸アカデミーの上田学長さんもお越下さり、福島県の林業について
発表した内容についてご意見を下さいました。

 次の「山村づくり講座」は、天池さん

4.里山の自然・社会資源を活用したエコミュージアムの研究
   -「馬瀬里山ミュージアム」を題材にして-

  実際に現地に入って、地元の目線でどう向かうべきかを発表しました。


 次は「IP養成コース」 講座担当の萩原ナバ裕作さんが、ナッキー(○ナッシーとは違う)の紹介

5.気軽にはじめられる空き家活用型おうちプレーパークの実践、地元美濃市上条での活動紹介


 学長からは、各人が発表するたびに講評を頂きましたが、これだけ多様な分野でも、すらすらと
判りやすい講評をされ、ナッキーには「大人の論法」についても言及されました。



 次の「木造建築講座」、冨田先生から堤さん、麗さん、山崎さんを紹介。

 6.地域のための環境づくりとしてのセルフビルド建築

7.特殊なねじれを考慮した木造建築の構造設計の手法

8.地域性を活かした建築の設計手法に関する研究-揖斐川町春日地域からの考察



 「ものづくり講座」は6人なので、3人づつ紹介
最初は松井先生が小池さん、長谷川さん、吉川さんを紹介。

9.障がい者と共につくる木のおもちゃ~いきがいと歓びにつながるものづくり~

10.木育講座サポーター養成プログラムの開発-指導者と園児をつなぐ役割-

11.都会のものづくりスペース都市生活者と森をつなぐ


発表者ラスト3人目は平木さん、

12.感性を育む木製遊具の研究-幼児教育の環境づくりのために-

ヒノキの枝を使ったピンクハウスの発表でした。


 ラスト2は諸橋さん、
  13.郡上踊り下駄プロジェクト 郡上の森林と文化と人を繋ぐ  と題して、山と下駄、文化を
つなげる話、和服屋さんとのコラボ、デザイナーとのコラボについて発表。


 さてさて、最後は花井さんです。

14.ヒノキの椅子 -軽やかな見た目で強度のある椅子を作るには

 家具の中でも椅子は強度が問題となるが、それをデザインや継ぎ手などを工夫して、ヒ
ノキでも安心して使える工法を検討しました。



 さて、涌井学長はエンジニア科と2日間にわたって学生の発表を聞かれ、最後に全体講評を
されました。
 一言一言、学生全員の名前をあげながら、しっかり評価され、学生も大満足。
聞いていた教員もl大満足。

 手前味噌ではありますが、今年の課題研究発表はエンジニア科もクリエーター科も中身が濃く、
更には涌井学長の見識ある考察もあって、素晴らしい発表会であったと感じました。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。