2014年3月9日日曜日

「森とつながる暮らし見つける」 クラモリ展

うだつのあがる町、美濃市の古い町並みの中で、森とつながる暮らしを見つけるクラモリ展を開催しています。 場所は旧今井家住宅隣の吉田工房です。


 森林文化アカデミーの「展覧会」という授業の一環で実施される「クラモリ展」。
ここでは主に、ものづくり分野学生の作品展示・販売を中心に、それぞれ山村づくり、IPコース、木造建築、林業再生のクリエーター科学生が力を合わせて、森と暮らしにについて伝えます。

 古い町並みの広報マンは、薪をかついだ木造建築のベンくん。


 入り口には、はしづくりのワークショップや、ネイチャークラフト、薪割り体験などの案内も。
健康茶も無料で振る舞われます。
 お時間のある方、是非、一服しに来て下さい。


 入り口を過ぎたところに、モクゾウさんが、自分の作品を説明していました。

 これはミズメとコシアブラを貼り合わせて、左上にルーペをつけた。自然観察記録用の新製品。
樹種の特性を生かした味のある作品。



 部屋の中には、手前の子供用玩具から、奥のテーブルには旋盤による木の皿、ヒノキのスプーン
など見られます。

 手にとって感触を確かめて、お気に入りの一品をお買い求め下さい。



 子どもに玩具の使い方を教えている作者のクノさん。
   子どもたちの自由な発想で、絵を描くともすすめていました。



 この木製自動車を走らせる階段が面白い。結構な勾配ですが、自動車が走り降りると、ピタリと
止まる。 なんという計算された設計なのか?



 木と和紙の合作も出展。こちらはガマさんの作品。

 和紙は150kgの耐加重ですが、安全を見て椅子(いす)としてではなく、飾り台として出展。


 こちらは、ヒノキのスプーン。 森林文化アカデミーの演習林で伐採したヒノキを使っています。
タワさんの作品で、軽く、柔らかく、今までにない感触。
 一度に5本購入して帰ったお客様もいました。


 ものづくり分野なのに、なぜか自分の作品紹介はせず、お客様と語り合う仙人ヒツユさん。
ヒツユさんが背負っている背負子と薪の総重量は27kgです。

 この周辺で、山村づくりの人たちが「健康茶」を振る舞っています。


 山村づくりのマツウラさん。なぜか、「ネイチャークラフト」に来たお子様にも人気!

 松ぼっくりやナンテンの実、木の円盤などで、楽しい時間を過ごしていました。



 クラフト参加の女性たち。
 小さなものでも、自分でつくると、思い入れが違います。

  時間を忘れて作品作りに没頭されました。


 家の奥にある倉庫部分では、IPコースによる「森と暮らしをつなぐツアー」や木造建築の学生に
よる「自力建設解説」。ものづくりによる「箸づくり」、林業再生による「薪割り体験」などがありま
した。



 薪割り体験は、昔の生活では必要不可欠。
 初めてのお子さんから、昔取った杵柄のお父さんまで。みな楽しく薪割り体験していました。

 
 今日もやってます。みなさん、お早いご参加、お待ちしています。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。