先週土曜日に捨てコン打ちを済ませた我々。
今日は、基礎のベースとなるコンクリートを打つ日です。
ついにこの日がやってきた。
思えば、先週土曜日の捨てコン打ちは地獄のハードさでした。
我々の処理能力を超えて、次々と流れてくる生コン。
炎天下の中、わんこソバならぬ、わんこ生コン状態。
生コンの大食い選手権。
バケツリレーが追いつかず、ネコ車から溢れる生コン。
容赦なく生じる生コンパニックに翻弄される我々。
熱中症で倒れる私。
「できれば、もうコンクリートは打ちたくない・・・」
「もう、捨てコンの上に直接建てちゃおうぜ」
錯綜する我々の想いをよそに、今日も生コン車はやってきた。
ついに流れてくる生コン。
今日も生コンパニックが始まるのか・・・と思いきや。
今日は、シュートと呼ばれる生コンの滑り台を一つ増やし、
基礎の型枠に直接生コンを注ぎ入れる仕掛けにしたので、
バケツリレーの必要もなく、生コンパニックなど生じようもないのでした。
楽に、しかも短時間で、スムーズにコンクリートが打たれていきます。
「ウッ・・・こんな便利な方法があるなら、最初っから・・・」
なんて不遜な感想を我々が述べ合った、などという事実は全くなく、
「自力建設らしい、いい体験をしたね!」という見解で全会一致したのでした。いやホント。
無事に打てたコンクリートを眺めていると、終わりよければ全て良し、という気分になります。
「大変なことが多いけど、終わると全部いい思い出になるよ~」という先輩の教えを、早くも実感。
もう一回、基礎の立ち上がりにコンクリートを打つ機会がありますが、もう生コンは怖くない。
だって、バケツリレーしなくていいなら、コンクリ打ちなんて、しんどくも何ともないのですから!
ねぇ、コンクリ打設指導のHさん。
「あ~、立ち上がりのコンクリ打ちはシュートで直接ってわけにはいかんから、バケツリレーになるで!」
嗚呼・・・
記:伊東(木造建築講座1年)