2012年1月11日水曜日

森林文化アカデミーのウッドデッキ補修

森林文化アカデミーのウッドデッキ補修
Wood deck repair of Gifu Academy of forest science and culture.

森林文化アカデミーの木造施設の多くは木で囲まれ、施設の周辺は森林で囲まれています。
Academy is the wooden institution by which many were surrounded by the tree and surrounded by forest.

しかし木造施設は腐ることが多く、これが木材の利点でもあり、欠点でもあるのです。この木材が腐る現象は専門用語で、木材腐朽と言います。
However, it rots in many cases, this is also an advantage of wood, and a wooden institution is also a fault.The phenomenon in which this wood rots is a technical term, and is called wood decay.

これは木材腐朽菌によるものです。腐ることは欠点でもありますが、もしも木材が腐らずに残ったら、ゴミだらけになってしまいます。
むしろ腐ることで、ゴミを無くし、次の植物や昆虫を養う役目を果たすのです。
This is based on a wood rotting fungus(wood destroying fungi). Although rotting is also a fault, if it remains without wood rotting, it will become full of garbage. Rather, by rotting, garbage is lost and the duty which supports a following plant and insect is achieved.

この学校は建物だけでなく、小さな谷川でも、駐車帯でも、壁面に木材を配置しています。
木を使うことのメリット、また木造であるからこそのデメリットも数多くありますが、それを伝えるのも「文化」ではないでしょうか。
The mountain stream where not only a building but this school is small, or the parking strip also arranges wood on the surface of a wall. Although there are also many merits of using a tree and demerits which are wooden, does "Culture" also tell it?


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【震災と原発事故:An earthquake disaster and a nuclear power plant disaster】 昨年の東日本大震災や原子力発電事故を受けて、私たちは何を感じたでしょうか。
人によっては被災者とともに悲しみ、人によっては被災者とともに前に進むための第一歩を踏み出し、人によっては第三者的に何かできることを考え、今回の事故が他人のことではなく日本国民に課せられた課題であることを痛感したことでしょう。

この美しい日本を将来につなげるためにも、再生可能な資源の利用を考えることの重要性を感じると共に、毎日平穏無事な生活を送ることができる幸せを実感したのではないですか。そう考えれば、疲弊した林業を再興し、木造建築や木のおもちゃを増やし、かつ木質バイオマス燃料も併用した新たな社会構築を目指すべきではないのか。
またそうした志を持った学生を排出すべきではないか。

私たちが平穏無事に生活できるためには、周りの多くの生物たちも極力平穏無事に生活できて生態系が保たれる必要があります。

小さな谷川に設置された木材は、植物プランクトンや水生昆虫の生息場所となり、またアブラハヤやカワムツ、カワヨシノボリなどの隠れ家となり、ホタルの羽化にも一役かっています。
まったく意味がないように敷設されている水車とその脇の看板に記された「自然にやさしい5つの工夫」を読んでみて下さい。
水車の水は、落差で落ちる中で空気中に水分を、渓流には酸素を供給してくれます。
また、水車上流の壁面にはイタチも生息しています。
ウッドデッキにはニホンリス(Sciurus lis)も遊びに来ています。多様な生物の生息環境が生まれています。

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単に、事務局の職員さんがメンテナンスしいるだけのように感じているウッドデッキかもしれませんが、その素材について、作業内容について、そこで使われているオスモ塗料について、そしてそこで生活している多くの生物たちと私たちアカデミーで暮らす人間について、少し考えながら新しい春に向かって目標を見つけませんか。

支離滅裂な文書でしたが、田内さん、多賀さんをはじめとするウッドデッキ補修して下さる皆様に感謝です。

JIRI(ジリ)こと 川尻でした。