2012年4月9日月曜日

こんなん咲いてました87

アカデミー周辺ではソメイヨシノも咲き始め、ウグイスもへたくそながら
歌い始めています。すっかり春ですね。少し寒いですが・・・。森林文化
アカデミーは本日入学式の日を迎えました。新入生のみなさん、おめでと
うございます!

さて、それとはまったく関係ないのですが、以前から気になっていた植物
が判明したのでご紹介します(今回は「咲いて」ません)。
その植物は、スギの人工林や、少し薄暗い林の林床に生えています。落ち
葉の間を縫ってまるで電線ケーブルのような緑色のツルがどこまでも走っ
ています。たどれる範囲では葉はつけておらず、いったい何の植物だか皆
目見当がつきません。

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また別の機会に、同じツルが木をよじ登っているのを見つけました。冬な
ので残念ながら葉っぱがありません。笑ったピエロの口みたいに見える葉
が特徴的なので、冬芽の図鑑を調べ
ればわかるかなと思いましたが、やはり見つかりません。どうやら載って
ないようです。

と、いうわけで、調べるのを半ば放棄していたので、この緑のケーブルは
長いこと私にとって謎の植物でした。

が、このままでは気持ち悪いので、玉木先生にお願いして山から採ってき
たツルを挿し木にしてもらいました。葉が出れば何だかわかるかもしれま
せん。すると、今年の3月に茎からかわいい芽が出ました。いくらなんで
も葉が出ればわかるだろうと思って高を括っていましたが、甘かった・・。
見当がつきません。

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それから待つこと25日あまり。もう少しだけ開いた葉を見てみたら、葉の
裏の脈
や、芽の形からどうやらツヅラフジ(別名オオツヅラフジ)だった
ことが判明しました。ツヅラフジは、葉の形の変異が著しく、縁に切れ込
みの入らない全縁のものから浅裂・中裂するものまで、様々なものがみら
れます。

林内を這っていたツヅラフジのツルは、所々で発根(写真中の黄色い矢印)
して栄養を吸い上げながら、よじ登った先のはるか上方の陽の当たるとこ
ろで葉をつけて光合成をしているようです。

それにしても、芽生えてからケーブルのように林床を這っている間は、暗
い林内で葉もつけずにどうやって光合成してるんでしょうか。ひょっとす
ると、緑色の茎(ツル)は、わずかでも光合成の役にたっているのかもし
れませんね。

こんなことが気になる方は、ぜひ森林文化アカデミーへ!

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