反復実践でものにする林業架線技術
こんにちは、森林文化アカデミーのJIRIです。
今日も今日とて、『林業架線』の実習です。林業架線は覚えなければならない項目が多く、何度
実習をしても、なかなか覚えることができません。
今週も今日から3日間、江崎尚史先生をお迎えして、林業架線の撤去と張り替え、運転操作など
を学びます。
最初に今日の仕事の「打合せ」、『いいか、みんな聞け、段取り八分だ、判ってるか?』
早朝の山に、江崎先生の声が響く。 今日は最初にエンドレスターラーの撤去、そして張り替え
元柱も、先柱も、盤台も変更する。
撤去の時の手順は何からすべきか? 架設の時を思い出し、順次作業する。
ワイヤーをきれいに戻すのも仕事、「時計回りに」を心がけ、次の利用に備えます。これも
段取り八分の一つ。
誰もが次に使う人のことを考えて行動する。それが仕事だ!
元柱には内木君と松原君が、先柱には笠木君となぜか杉本先生が、作業を開始。
サドルブロックやエンドレスの行き、戻り、リフティングラインの滑車(通称オカメ)をつける。
ダブルランヤードの安全帯をしていても、少し不安を感じながらの作業。
撤去が済んだので、次は張り替えです。
集材機を据え付ける盤台は、今回は少し難しい位置。丸太にラフノッチを入れたり、地面を掘り
込んだりと、四苦八苦。
水平は出ているか? アンカーは充分か? 安全のための確認項目は多数ある。
集材機の後ろ側控え索、アテ木、ワイヤーの締め上げ、各自が責任を持って確認する。
集材機は土台の盤台に、ワイヤーで固定。『ハの字にかけてあるか。締め上げは充分か』と
教員のチェックが入る。
スカイラインを見通して、何を確認すべきか、江崎先生が指示を出します。
ワイヤーの交差がないか、滑車類は安全に作動しているか。全システムを目で確認しています。
スカイラインをヒールブロックで張り上げる準備。 どのようにチルホールとキトークリップを
使うのか?
初めて利用する人には前後左右も、ちんぷん、かんぷん!
スカイラインを少し張って、搬器を上げてみる。
エンドレス索とは絡んでいないか。リフティングもうまく動くか?
さて、明日は完全に張り上げすれば、完了だね! の声で、夕方を迎えたのです。
以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。 http://gifuforestac.blogspot.jp/2014/10/gogogogo.html
http://gifuforestac.blogspot.jp/2014/10/semi-long-splice-for-cable-logging.html