2012年6月12日火曜日

お裾分け加子母見学

6/7に林業再生の2年学生3名と先生2名、加えて木造建築の先生2名で、加子母の建築と合板工場の見学を実施しました。この企画は林野庁の方の見学を予定した中で実施されたものです。残念ながら肝心の林野の福田さんはお帰りになられ、その御裾分け見学となりました。

その第1弾
午前中は加子母の中島工務店さんに案内していただきました。
まずはかしも産直市を見学。小原先生が設計構造計算されたオールスギの集成材でできています。
次に製材工場へ、中島工務店が委託しているマルワイ製材所さんに行きました。実はここに今年3月卒業の近藤さんが従事しているのです。彼はまだ大きい製材機の操作はできないのですが、製材後のコワを再度テーブル帯鋸盤で副製品の瓦桟を採材しているところでした。屋根の野地板関連の製品を製材する立場から、性能としての合板と、無駄なく利用する環境住宅建材としての野地板、瓦桟の意義について彼から説明がありました。
「幅はぎ板という利用もありますよ」。と言いたかったのですが。「授業ではそこまでしなかったしね」。そして、コストと性能、現場ではいつも問われる問題です。
製材機の送りローラに噛まれないでね。そして天然乾燥構想、時間を掛けてじっくり取り組んでねと念じた一時でした。

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構造材の背板
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野地板とり
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こんなに小さくなり、有効利用


中島工務店さんは、製材をマルワイさんに委託し、天然乾燥をし始めています。スギ、ヒノキに加えてマツとモミもありました。スギ平角の貫通割れが気になりながら、一方でドライングセット天然乾燥材の狂いの無さに私自身気をよくしました。
中島工務店さんのモデルハウス3171万円(土地付)の見学。デザインも、建材もすばらしいものですが、若い学生さんにとって縁のない世界でしたでしょうか。

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ドライングセット材の天然乾燥

中島工務店さんの産直こだわりのひとつが、構造材だけでなく、内装材もすべて地元の無垢製材品を加工からすべて製造しているところにあります。造作工場はその要で、20年近くその業務をやっている方が2名お見えでした。マルワイ製材さんにしろ、このような縁の下の人々が住宅づくりを支えていることに、製品を組み合わせて造ることの多い都会の工務店ではできない懐の深さを垣間見ました。

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造作工場

その他、明治座や乗車しながらの加子母原木市場見学など1:30まで、目いっぱい案内していただき中島社長に感謝。ありがとうございました。


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