2012年9月4日火曜日

自力の夏 in 加子母 後編(2012年度自力建設)

 817日から28日までの間、材の加工の為に行ってきた合宿の後半の様子です。前半の様子については以前のブログをご覧ください。




 合宿メンバーにも疲れが見えてきた材加工のための合宿後半戦。完了した仮組みをパーツごとに解体し、塗料を塗って仕上げていきました。




 職人さんが解体を進めてくれている間、学生メンバーで解体し終わった材をひたすらやすりで磨いていきます。こうすることで、部材の表面がきれいになり、次に塗る塗料もよく浸透するようになります。

 全てのパーツの解体とやすりがけが終わるといよいよ部材に塗料を塗っていきます。塗料については日本オスモの島さんをお招きして製品の説明や塗料の塗り方などについてレクチャーを受けました。この時の様子は以前のブログにも書かれているのでぜひご覧ください。



 役割分担をして、各パーツをムラが出ないように丁寧に仕上げていきます。



するとどうでしょう、このパーツが・・・




こうなります。木目がキレイに浮き上がり、つやも出ました。裏面もバッチリ仕上げました。





 又、合宿中には、東濃ひのきの家で建てているモデルハウス、建設途中の住宅の現場や、木材の天然乾燥の工場、材加工の工場などを見学させていただきました。建築を勉強している自分にとっても、現場で働くことになるエンジニア科の皆にとってもとても貴重な経験となりました。職人さんの考え方に触れ、図面と実際に組みあがったもののイメージの違いなどを感じ過ごすことができたこの合宿は、収穫の多いものになったと思います。10日間近くお世話になった東濃ひのきの家の方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。

 今後の自力建設は、照明設備や外壁の仕上げ、付属設備について進めていく予定です。また、921日には上棟式を行います。餅まきもする予定なのでぜひ足を運んでください。



                              木造建築講座1年 山崎