2014年1月28日火曜日

岐阜県域農林業教育システム研究発表交流会でエンジニア学生が発表しました!

長いタイトルですが、先週末の1/25(土)に岐阜大学の応用生物科学部で開催された標記の研究発表会においてエンジニア科2年の水島寛人君と宮浦論平君が課題研究の成果を発表してきました。「岐阜県域農林業教育システム」とは岐阜大学、森林文化アカデミー、国際園芸アカデミー、農業大学校、県内の農林業関係高校が連携し、授業協力、単位互換などお互いの教育を補完しあい、より充実した教育や農林業振興、活動を行うことを目指してできたシステムです。今回はそれぞれの機関で主に学生が取り組んでいることを発表し意見を出し合う、初めての機会となりました。

発表は全部で43題。そのうち8割以上が高等学校で生徒さんが取り組んでいることの発表でした。高校では数人のグループで取り組んでいる場合が多いようです。レベルも高いものがあり、アカデミーも負けてはいられません。

ポスター発表ですが、一人3分の時間が与えられて順番に説明をしていくことになりました。これまでゼミ等で課題研究の発表を何回もしてきているのですが、パワーポイントで12分程度の内容を3分で説明するのはなかなか難しそうです。


水島君は「里山からのエゴノキ材の持続的供給について〜和傘作りをささえるために〜」というタイトルで発表しました。これまでにも和傘ろくろに関する取り組みはこのアカデミーブログでも取り上げられていますが、彼はその取り組みをおこなっている美濃市内の山林から今後も持続的にろくろ材料としてのエゴノキ材が供給できるのかどうかをシミュレーションを行って検証しました。シカ食害による更新の阻害など、検討しなければならない課題もあるようですが、その対処ができれば伐採更新によりほぼ持続的な利用が可能になるとの結果が得られたようです。
背景のところから細かく説明していくといくら時間があっても足らない内容ですが、ほぼ3分で説明していました。


宮浦君は「作業道における排水方法の検討」というタイトルで発表しました。林業においては路網整備が重要ですが、その維持管理が課題になります。とくに降雨時の排水がしっかりとされないと道の崩壊や破損につながり、持続的に道を使用していくことができません。彼は降雨時に土がたまりにくい排水設備を提案するため、アカデミー演習林内で道の勾配や排水設備の設置角度を変えて実験を繰り返し、検証しました。その結果、道の縦断勾配や設置角度の組み合わせにより、土の堆積の仕方、流れ方に違いが現れることが判明しました。
初めて聞く人には一見難しそうな内容を、すらすらと分かりやすく説明していました。彼もほぼ時間通りの発表でした。


私が言うのもなんですが、二人とも原稿もなくアドリブで説明できていたのには感心しました。充分に自分の研究として消化できているということですね。課題研究論文の作成、公表会の準備など忙しいなかでの発表、お疲れさまでした。

2月19日、20日とアカデミー学内で公表会があります。今回発表した二人の話、あるいはそれ以外の課題研究について聞いてみたい!という方は是非足をお運びください。アカデミーでの学びの集大成を見ることができると思います。

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