林業再生講座2年生の課題研究、これは1年間の勉強の成果とこれまでに感じた林業上の
問題点について、現場に立ち返って問題解決する集大成の場です。
今年は竹川さん、富井さん、笠木さんの3人が、それぞれが感じた問題点を洗い出し、その中で
自分が解決すべきことと、それを解決するための仮説を立て、その仮説を実証させて行きます。
トップバッターは静岡県の有名な林業後継者である竹川さん。
『川下から繋ぐ、森林経営』と題して、地元の山林所有者、製材工場、工務店が抱える問題を
テーマに取り組むようです。
二番手は富井さん、自分の将来の職場を思い描いて、丸太原木時における曲がり(矢高)を
数値的に明確化する『原木の矢高規格表作成』に取り組むようです。
最後に森林組合に就職を希望する笠木さん『林業における労働災害を無くすため作業者の
安全意識の向上をはかる』と題して、作業手順書の作成に着手するそうです。
林業は死傷千人率が27.7人と非常に高く(全産業平均は2.1人)、労災保険率も全産業中、
3番目に高い1,000分の60です(農業なら1,000分の12)。
これから、どうしたら安全意識を替えられるかに挑戦です。みなさん、ご期待下さい。
以上報告、jiriこと川尻秀樹でした。