2011年8月12日金曜日

吉野の天然乾燥

8月に入り、暑い日が続きます。
アカデミーは一応夏休みとなりましたが、学生たちはここぞとばかりに、行きたかった所、見たかった所へ散ってそれぞれの活動を続けています。

私もずっと行きたかった奈良県の吉野にある
阪口製材さんに行ってきました。
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この日は一日、代表の阪口浩司さんにご案内していただきました。

案内していただいた広大なストックヤードにはたくさんの木材が置いてあり
長いもので6~7年乾燥され使われるときを待っています。
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木は使うためには乾燥している必要があります。

乾燥には電気や石油などのエネルギーを使用した人工乾燥と
一定期間、屋外や屋根下に置き自然に乾くのを待つ天然乾燥があります。

現在(森林林業再生プランにおいて)、主流となっているのは乾燥期間の短い人工乾燥(高温乾燥)なのですが、
阪口製材所では木の性質や良さを生かしたいと、
広大な土地に、膨大な量の木材をストックし、1年半以上の時間をかけて
天然乾燥をしています。
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割れてはいましたが、こんなに大きなものもありました。

大きさにかかわらず、どれも年輪が細かく、
何年も前から大切に育てられてきたことが分かります。
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また製材品だけではなく、製材するときに出る端材や、
山から間伐されることで出てくる価値のつきにくい材も扱い、
山にできるだけお金が戻る取り組みもされていました。

吉野の木で立てられた吉野サロンでは、建築の学生たちと先生が興味津々に細部まで見ていました。
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さまざまな樹種が使われていて、それぞれの木が実際に使われている姿を見ることができました。
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「この窓の製品番号は…」などの会話も聞こえてきます。
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浩司さんが何度も話された
     「一本の木を余さず使う。」
     「山を守る。」
     「胸の張れる製品を。」
の言葉はとても深いものでした。

この日一日で、さまざまなことを学びました。
私の場合、「胸を張れる製品」を作れるように
まずは「心」から鍛えなおさなければならないようです。

エンジニア科2年 木のコース 近藤 


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