第4回 施業プランナー・ステップアップ研修 開催
昨日に引き続き、今日も施業プランナー・ステップアップ研修を実施しました。
森林文化アカデミーのテクニカルセンターに県下各地から集結した仲間が、連日の施業プランナー・ステップアップ研修を受けました。
今回の研修内容は「作業システムの進捗管理」です。
メイン講師は昨日同様、森林文化アカデミーの杉本先生。
まず最初にきのうのおさらい。作業システムのコスト管理について、コスト管理の重要性や管理と評価、間接費と直接費の分け、間接労務、減価償却など、コスト管理に必要な情報は何かをふりかえりました。
続いて昨日の続きでエクセルのピポットテーブル作成。14000件にのぼる日報データを元に、ピボットテーブル演習。
そして本日のメイン課題「進捗管理とは?」・・・・重要なポイントです。
ある事業体の日報データを基に、回帰分析や多変量解析を取り組もうとしますが、これがまた厄介。
なぜならエクセルの基本操作に充分慣れていないし、統計解析なんぞしたことがない。それでも職員を代表して研修を受けている自負からか、誰しも一生懸命頑張り続けました。
要所要所は杉本先生が見回って、データチェックします。
最後に2グループに分かれ、各自が「自分の事業体の日報記載状況」と、そこから見て来た「課題」をグループ内で発表し、それをグループ討議で問題解決する。
自分のところの日報を仲間に見せながら議論する参加者。
そんな中、1つのグループは「日報を浸けることの効果」を、もう一つは「機械の修理代金の補填の仕方」についての代表発表がありました。
「日報をつける」ことで、作業する人たちが自分たちの結果が目で見れるようになり、仕事に張り合いを感じるようになった。
また、「機械の修理代金」をこれまでは、事務所経費で支払っていたため事務職員の給料にも影響があったが、最近は作業班も事務職員も一律全員で基金を積み立て、それを機械の修理代金に充てる方式をとっている事例が発表されました。
これはスゴイ!!・・・驚き!!
今日もなれない表計算研修で、みな頭の中がカチカチになりましたが、最後にグループで話し合いができて、充実した一日を終えたのです。
報告 川尻秀樹