2011年9月6日火曜日

高山の家具見本市で、人力の木工を実演します

木工を教えている久津輪です。

今週9月7日(水)~9日(金)まで、高山市で行われる「暮らしと家具の祭典」で、人力の木工=グリーンウッドワークを実演します。このイベントは大手家具メーカーでつくる飛騨木工連合会が主催するもので、 毎年各メーカーが新作を発表する場です。そんな場所でなぜグリーンウッドワークをやることになったかというと・・・。

去年、飛騨木工連合会で職人の技術研修を担当している方から、グリーンウッドワークを研修に取り入れたいと相談がありました。飛騨高山は全国有数の家具産地で、メーカーはいずれも最先端の木工機械で家具を量産しています。一方グリーンウッドワークは、丸太を割るところから始める人力のものづくりで、いわば木工のルーツです。生の木を人力で割り、削ることで、木の特性がよく分かります。最先端の木工に携わるプロの職人にも、こうした伝統的な木工を体験することが重要だと評価していただいたわけです。

去年の研修会では、2回にわたり10人ほどの職人さん達に森林文化アカデミーに来ていただき、丸太からスツールを制作しました。写真はその時のようすです。
今回はふたたび職人さん達と一緒に、2種類のスツールを制作します。

今週はお天気も良さそうです。お近くの方はぜひお越しください。

2011飛騨・高山 暮らしと家具の祭典
実演:
��月7日(水)~9日(金) 10:00~16:00
飛騨世界生活文化センター・ふれあい広場

5025607214_cd2a7d6ae7.jpg
5024994773_71e62f8e2c.jpg