2011年10月8日土曜日

第13回 施業プランナー養成基礎研修 事業予定地発表会 開催

第13回 施業プランナー養成基礎研修 事業予定地発表会 開催

5月から始まった森林整備の要、「施業プランナー」養成基礎研修の中間発表とも言うべき、事業予定地発表会を開催しました。

先生は森林整備課技術支援室の池戸技術課長補佐、森林研究所の古川部長、森林文化アカデミーの横井教授、杉本助教、そして森林整備課技術支援室の下野主査、森林文化アカデミーの川尻です。
このほか岐阜県下各地の普及員さんも多数参加して下さいました。総勢45名で発表開始です。

これは基礎研修に参加する18名全員が、自分が森林整備する現場で、現状はどのようで、どのような計画を立て、集約化を進め、目標としてどのようなシステムで森林を管理するのかを発表するものです。

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1.まず最初に各自が自分が担当する地区の
(1)<strong>団地の概要を述べます。
団地の概要は、所在地、森林の現況、所有者、集約化面積、集約化の状況と見込み、を発表します。
(2)次に、現時点での問題点と今後の対応について述べます。
協会の明確化、施業集約化、森林作業道、コスト管理・工程管理などの段階での問題点を列記して、発表します。

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2.次に、事業の概要(目標)について、発表します。
事業計画では集約化人数、集約化面積、切捨て間伐面積、利用間伐面積、利用間伐材積、作業道開設距離、作業道の規格を説明します。

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3.素材生産に係る作業システムについて
(1)現状:作業システムの概要、素材生産性、素材生産費、作業路開設費、1日あたりの開設距離

(2)目標についても、同様ですが、より生産性が向上しているはずです。

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最後に講評です。発表者ごとに講評がありましたが、個人的なことになるので、ここでは割愛致します。

各先生からは、
��1)伐採した木材をどのように動かすことがコスト上有利かをプランナーが指示できるようになって欲しい。
��2)コストの目標がまだまだ高いので、もっと生産性を上げることを頑張って欲しい。
��3)機械システムに合わせた作業道開設を計画すべき。
��4)機械導入にあたっては10年後も視野に入れる必要がある。
��5)作業道の基本は「土」を扱うことであるが、作業道使用中における濁水発生事例も多いので、開設だけでなく使用中も注意すること。
��6)作業道はコストだけで考えないこと。
��7)日報をつけて、次に活かせるデータ蓄積をし、常に変革すること。

などの好評を得ました。とにかく、今日一日、全員が仲間の発表を真剣に聞き、本当に疲れたことと思います。ご苦労様でした。そして、2月の最終発表には、今回以上の発展を期待しています。
報告 ジリこと川尻秀樹でした。