2011年10月17日月曜日

かぶれ注意!!

いつも自力のことばかりだったので、今回は授業のことをちょっと。

先日ものづくり講座と合同授業「木材塗装の基礎」がありました。

そこで、やったのは漆塗り!!


聞くだけで痒くなる人もいるんじゃないでしょうか?


講師は沢幸漆店の澤田先生をお招きし教えていただきました。


最初はスライドを使いながらまず漆の採取方法や、そもそも漆って何だというところから教えていただきました。

漆と呼ばれているものは樹液の水分を減らしたもので生漆と呼ぶそうです。

樹液は傷ついた自分を守るものですから、何度も傷つけられないようにかぶれるのだそうです。

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いろんな作品も見せてもらいました。

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イメージも沸いてきたところで、さっそく始めましょう・・・きーんこーんかーんこーん。

本日の授業が終了のベル(実際はないです)。


まさかの漆を見るまもなく一日目が終わってもうた。





でも今日の晩御飯は懇親会!!


あら汁に和風ハンバーグ、筑前煮、サラダ、最後にはデザート!!

すごい豪華な食事!!

写真を撮り忘れるほどです笑

・・・思い出したらおなかが減りました。




てことで二日目いきましょー


今日は塗りますよー

今回は拭き漆。

名前のとおり拭き取るタイプです。



黒とか赤とかの塗りのお椀ありますよね。

あれは柿渋に弁柄とか入れて作ったものを下地として塗るんです。

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こんな感じ

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けいちゃんの目が本気ですね笑


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少し日にちは戻ります

そして今回の漆塗りにあわせて、実は旋盤で器を作ってました。

ものづくりの先生に教わって、2日間で。

これが・・・

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こうなって

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ああなって

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ほんでもって

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こう!!

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いえすっ!!!

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傷やひびが入ったりはご愛嬌。

僕なんかは、やりすぎて底がなくなり丸い穴が開きました。

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はい、講義に戻ります。


みんな自分のイメージで下地に色をつけたり。

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今後の見本に手板にも漆を塗ります。

漆は刷毛じゃなくてへらで塗るんです。

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拭き取ります。

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実際に住宅の床になる材にも塗りました。

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こんな感じで漆を塗っていきました。

漆は樹液なので、実際に生えていた環境に近い気温湿度で固まります。

そのため部屋を密閉しお湯を沸かし高温多湿空間で乾かします。

まるでサウナみたいでした。


作品がどんな色合いになったかは乾ききってから報告します。



記:堤(木造建築講座1年)