2012年9月25日火曜日

『木洩れ日の塔』上棟式(2012年度自力建設)


921日、台風の影響もあり、雨になるのではないかと心配でしたが、朝になると空も晴れてきて快晴の中上棟式を迎えることが出来ました。



先生やスタジオの先輩、他の講座など普段お世話になっている方々からお祝いの品をいただきました。ありがとうございます。海の幸や山の幸、清め酒や盛り塩と共に供えさせていただきました。



スケジュールを組む相談に乗ってくれたり、現場で色々なことを教えてくださった田口さんが司会進行を行ってくれました。上棟式に来てくださった方々の中には建築関係以外の方も多くいるため、上棟式とはどういうものか、軽く説明をしてくださいました。



まずは二礼二拍手一礼の後、祝詞を読み上げました。祝詞とは、上棟式後も建物が無事であるように願って行われるもので、神社の神主さんや大工の棟梁が読み上げるものです。この自力建設では、設計者はもちろん自分なわけですが、大工作業も自力なため大工の棟梁も自分となります。これまでこの塔の建設に関わってくれた方々への感謝の気持ちを込め、今後の安全を祈願して精一杯読み上げました。



来賓の先生方から挨拶をいただき、皆で乾杯!その後、皆さんお待ちかねの餅まきへ。



建物の形状の都合、今回は足場の上から行うことになりました。部材の加工を行ったメンバーで撒きました。




餅の入ったビニール袋の中には、小銭と小原先生の授業のボーナスポイント券が同封されており、その券を小原先生に提出すれば、本来の成績に明記の点数が加算されるらしいです。ゲットした人は是非活用してください。みんな一生懸命餅を集めていましたが、中には10個以上も手に入れたという強者も・・・。



最後はみんなで記念撮影!お忙しい中、集まってくださった皆様、ありがとうございました。

学校の顔となる構築物を設計せよ、というかなりザックリとした課題に対して、アカデミーのシンボルタワーとなるものを設計、建設してきました。不明瞭であった学校の入り口という敷地に対して、川上から川下まで木や森とそれに関わるものについて日々研究し、その担い手を継承していこうとしているアカデミーを象徴するような建築物を作りたくて半年の間取り組んできました。建物の形状や、存在についてはきっと賛否両論だと思います。それでも、良くも悪くもこの周辺のランドマークとなり、アカデミーの存在を少しでも認知してもらえるようになったのではないでしょうか。「あの塔を曲がったところが森林文化アカデミーだよ」とか言われるようになり、この塔をみてアカデミーに少しでも興味を持っていただければ幸いです。

まだまだやることはいっぱいありますが、竣工式をいい形で迎えられるようにがんばっていきたいと思います。
                              木造建築講座1年 山崎