2012年9月27日木曜日

生涯学習講座 「身近な森の手入れ入門」第一回 「樹木を見分ける」


先日9/23(日)に森林文化アカデミー生涯学習講座「身近な森の手入れ入門」の第一回目、「樹木を見分ける」が行われました。

今回の講座では、三回にわたって、身近にある人工林・広葉樹二次林の現状や、どのようにして手を入れたらよいのか、その手法や考え方を学びます。

第一回の「樹木を見分ける」では、手を入れる林に生えている樹木を見分けるため、植物同定の基礎について学びます。林に手を入れる前には、対象とする林をよく知らなければなりません。そのためには、どんな種類の木が生えていて、どのような性質があるのか知る必要があります。こんな例えでよいのかわかりませんが、会社などの組織を変えるためには、働いている社員一人一人の性質や、組み上がっている組織の構造を知る必要があるのと同じ事ですね。そのための第一歩が、社員、すなわち樹木の名前を知ることなのです。

講座では、まず図鑑を使って樹木の特徴から正しい樹木名にたどりつく練習をしました。実際にやってみると、これがなかなか難しい! 細かく樹木の特徴をみていかないと正解にはたどりつきませんし、図鑑の検索表に書いてあることが曖昧だったりします。しかし、それを乗り越えてえいやッと名前を決めていきます。参加者の方の目も真剣そのもの!




後半戦では、講師について野外を歩いてもらい、様々な樹木の特徴と見分け方について学んでもらいました。連続講座第三回「広葉樹林の手入れで学ぶ」の実習地に出てくる樹木は、あらかじめ全部知っておいてもらわなければなりません。教える講師の方も熱が入ります。




最後に効果測定(つまりテストです)を班ごとに行いましたが、見事全問正解でした。みなさん幸先のよいスタートを切りました。残り2回の講座も、しっかり学んでくださいね!