クリエーター科林業再生講座2年生の「森林経営計画実習」が、最終日を迎えました。これまでに自分たちで調べ、計画したことの発表会です。
時間が十分にない中、現地を踏査し、林分の現況を調査し、林分の取り扱いを考え、作業システムと路網を考えと、この2週間あまりで多くの作業をこなしました。基本となるのは、この1年半で学んできたことです。忘れたことはノートを見て思い出しながら、一所懸命に計画を立てていきました。
学生1人ずつ、計画を発表しました。とくに重視したのは、どんな林業を展開していくのかという長期方針です。 どの学生も、自分で林業をやった経験がない中、このお題にはかなり頭を悩ませたようです。
一通り発表が終わったところで、討論です。教員(川尻・菊地・杉本・横井)からだけでなく、学生からも容赦ない質問が出されます。
できあがった計画は、十分に満足いくものではなかったかと思います。しかし、この授業で重要なのは、計画をつくる過程を経験すること、その中でどんな知識・技術が必要なのかを知ることです。また、作業を進めるときの段取り付けも大切な学習要素です。 これらの経験が、社会に出て生きることを願うばかりです。
by 横井秀一