2013年5月13日月曜日

第13期自力建設 スタートです。

 木造建築講座1年生の大きな学びとなる今年度の自力建設のテーマ発表をしました。
今年の木造建築講座は総勢5名。どんな計画案が提案されてくるか非常に楽しみです。


 まずは、昼休みを利用してテーマ発表です。今年度のテーマは「連結施設」です。

 計画案は個人個人での提案ですが、敷地調査や利用者へのインタビューなど、共通で調査することも効果的であるため、さっそく、放課後に学生があつまって、どのように進めるかの相談が始まっています。


現地でもいろいろ確認。


 まずは、一か月後の6月13日のプロポーザルに向けてスタートしました。


テーマと課題の概要です。----------------
 森林文化アカデミーは従前の地形(川や平地)を活かして、分棟配置として各棟が小川にそって建設されています。
 そのため、各棟間には不整形な隙間が生まれ、隙間によって柔らかく様々な施設や人を結びつける役割を担い、季節、時間によって様々な表情を見せています。
これらの隙間の存在によって、連鎖的に施設全体をゆるやかに繋いでいます。
しかし、この隙間は良い面ばかりでなく、安全性や、適切な使い勝手が確保できていない場所もでてきました。

 そこで今年度のテーマは、人や施設を結びつける「連結施設」としました。

対象地は、センター棟と実習棟間のコミュニティスペースで、学生・教員が日々の生活で頻繁に利用する空間です。ここに存在する課題を整理し、各自提案をまとめることとしました。
「連結施設」によって物理的にセンター棟と実習棟を連結することはもちろん、人の動きをスムーズにし、人を結びつけるなど、これまでの隙間の有効性をさらに引き立てる提案を期待しています。