2013年5月31日金曜日
構内 ケガ人続出!? 救急法 特別シュミレーション実習
「現場で使える救急法を学びたい」
そんな思いで3年前からはじまった救急法講習会。
その第1回目が2週間前、郡上RSRチームを講師に迎え開催されました(詳しくは過去ブログ参照)
2週間後の昨日は、その実践復習の日。学生達はドキドキしています。
なんてったって、5チームに分かれた学生が、
アカデミーの指定されたポイントを順番に回ると、
そこで待ち受けているのは。。。。
「作業中、チェーンソーで足を切り、倒木の下敷きになっているらしい人」
「談話中、突然倒れてしまう人」
「階段の下でぐったりと倒れている人」
「談話中に突然胸をおさえて倒れた人」
「機械音がうるさい工房で、手足に刃物を刺してもがいていたり、指が切れて飛んでしまった人」
などなど、様々なケガ人や病人と遭遇するのです。
アカデミー中がケガ人だらけ。。
まるでミステリーゾーンです。
ケガ人に遭遇したチームメンバーは、その状況を瞬時に判断し、チームで手分けして対応していきます。
リーダーを中心に、通報する係、誘導する係、対応する係などに分かれ、学生達は2週間前に習ったことを一所懸命に思い出しながら対応します。
それぞれのポイントでは、RSRチームのメンバーがその対応をチェックし、対応の仕方がわるいとケガ人の容態はどんどん悪化していくので、皆真剣です。
その場にあるものをうまく代用しながら、互いにコミュニケーションをとりあい、止血やCPR、搬送などを実践していました。
最後のまとめでは、技術的なことも大切ですが、
「思いやり」「ケガ人の気持ちになること」の重要性に気づいたというコメントもありました。
相手は人です。精神的なケアが重要であることを改めて気付かされました。
林業、木造建築、ものづくり、山村、環境教育、それぞれの現場で実際に起こりうる状況を再現してのシュミレーション実習、とても参考になりました。
資料も実習もすべて今回のために組み立てくださった研修リーダーの佐藤さん、
そしてオーダーメードの救急法講習会の実現を支えてくださった皆さんありがとうございます。
この贅沢なシュミレーション研修のために、なんと12名ものスタッフが(中には当直明けで来てくださった方も)集結してくださいました。 本当にありがとうございます。
郡上RSRチームのみなさん、これからもよろしくお願いいたします。
一人でも多くの人間が、一人でも多くの命を救うことができるようにしていきたいと思います。
自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
なんちゃって先生
萩原ナバ裕作