ここ一週間程でやっと梅雨らしくなってきましたが、まだまだ水不足が心配されますね。
降水量の少なさのせいか、この時期に発生するきのこも例年より少ない気がします。
きのこって秋のものじゃないの?という人もいるかもしれませんが、通常なら今もきのこシーズン真っ盛りです。イグチ類やテングタケ類、ベニタケ類などの大型きのこが多く見られる季節なのです。クリエーター科の山村づくり講座の実習では毎年この時期のきのこを勉強しています。
しかし、この雨の少なさで、一週間前に現地に下見に行った時には、たった3種類しか確認することができませんでした。
そのうちの一種、アイタケ
その後まとまった雨が降り、本日、山村づくり講座の実習としてあらためて現地に赴きました。行った先は近隣のコナラ主体の自然公園。かつて里山林だったところです。
前日までの天気予報では午前中は曇りかと思っていたのですが、あいにく朝から本格的に降っています。恵みの雨ですが、当日の雨はご遠慮願いたいところです。でもしょうがありません。気を取り直してきのこを探します。
でもなかなかきのこが発見できません。
ようやくひとつ。
後で調べるとヒビワレシロハツでした
他にもシロハツモドキや、クロハツ等が確認できました。
クロハツ
ここでは、8種のきのこを確認しましたが、不完全燃焼な感が否めません。
そこで少し場所を移動して、あらためて探してみます。
きょろきょろしながら歩いていると、ありました。
カレバキツネタケ
シロソウメンタケ
コムラサキシメジ(堆肥上に発生)
それ以外にもカワリハツやニオイワチチタケなどのベニタケ科のきのこやコテングタケモドキと思われる幼菌など、計14種類のきのこを確認することができました。
2カ所で合計21種類のきのこ(1種は共通)が発生していたことになります。とりあえずは、この時期にも多くのきのこが発生することを理解してもらえたようですが、それでも例年よりかなり少ない状況です。特に期待していたイグチ類が全く見られなかったことが残念です。
まだ行く機会はありますので、次に望みを託します。