クリエーター科林業再生講座の2年生も、演習林のヒノキ林で選木をしました。前回は将来木施業の選木と間伐でしたが、今回は普通の?選木です。
エンジニア科1年生の実習とは異なり、こちらはクリエーター科のそれも2年生。どのような森づくりをし、どんな林業を展開するのか、そのためには今回の間伐ではどのような選木をするのかを、3人各自が考えました。
現場は、林業士の試験を行った林分で、午後からは「施業プランナー育成研修」の演習場所にもなります。雨が降る中、朝一で演習林に入り、選木をしました。
3人の山づくりの方向性は、
長伐期の大径木生産を目指すのが2人、
それほど先に伐期をおかずにサイズが揃った柱材生産を目指すのは1人。
その目標に向け、3者3様の選木をしました。
選木を終え、10時30分からは、 「施業プランナー育成研修」に交ぜていただきました。おかげさまで、学生はプランナー研修の講師や研修生の選木の考え方に触れ、自分の選木と比較することができました。
今回の選木の結果は、後日、システム収穫表「シルブの森」を使ってシミュレーションを行い、自分が想定した林型に向かっていくのかどうかを確認します。それとともに、今回の間伐の収支も算出してみたいと思っています。
by 横井秀一