この回からは、各自のアイディアを事業計画に落とし込んでいきます。
まずは、ビジネスのアイディア出しです。
成功する起業家たちは、常にいろいろなアイディアを考え、
ビジネス化できそうな本命アイディアをいくつか持っていると言われます。
今回ははみんなでアイディアを出し、成功しそうなアイディアを、
ある方法で絞っていく演習を行います。
まずはビジネスの核になるアイディアを出し合います。
アイディアの数が重要ですので,まずは一人最低10個以上,
アイディアを書き出してもらいます。
次に4~5人で班を構成し,書き出したアイディアを模造紙上に分類しました。
そして,次にこのアイディアを評価基準に従って,分類していきます。
評価基準を何にするかは,各班で考えてもらいます。
「もうかる」だけではなく、
「地域性があるか」や「オリジナリティがあるか」
など、いろいろな評価基準が出てきました。
さあ,アイディアを点数化していきましょう。
例えば
「持続性があるか」という評価基準でみると…
「地域でトレイルランなどのスポーツイベントを行う」
というアイディアは、
「単発のイベントで終わってしまうから、3点くらいかな」
「いや2点くらいでしょ…」
というように、班で話し合ってアイディアを点数化していきます。
合計点数をみて,一番高いのが本命で,2番手,3番手が対抗馬です。
またいいアイディアだけど,どこかが低いものが穴馬です。
各班で本命,対抗馬,穴馬を発表してもらいました。
自分では,
「これはいける!」と思っても,
いろんな評価基準で客観的に捉えると,実は不十分なアイディアだったり,
逆に
「これはいまいちかな…」
と思ったアイディアが,実はとてもよいアイディアだったり,
皆で話し合うと案外、自分だけで考えた場合とは違う評価が出るものです。
今回は、このように各自のアイディアを模造紙を使って、
選別していく作業を行いました。
次回はさらに、ビジネスモデルという視点で絞り込んでいきます。