2014年8月8日金曜日

岐阜の◯◯◯を「世界農業遺産」に!

 今日は農林水産省と東海農政局から森林文化アカデミーへ、世界農業遺産の認定申請に伴う現地調査に来られました。

 世界農業遺産とは、地域環境を生かした伝統的農法や、生物多様性、農村文化、農村景観が守れた土地利用などを「農業のシステム」として一体的に維持し、次世代に継承していくことを目指し、FAOが創設したものです。詳しくはこちら
 岐阜県では、「清流長良川の鮎(里川における人と鮎のつながり)」の認定をめざしています。

 なぜ森林文化アカデミーに現地調査かといいますと、長良川の鵜飼に欠かせない鵜籠づくりの人材育成や材料確保の支援をしているからです。
 また、長良川上流の木・竹・紙が下流で和傘や提灯に加工されていることも重要な文化的資産であるとして、和傘についても説明しました。森林文化アカデミーでは、和傘の人材育成や材料確保(エゴノキプロジェクト)もお手伝いしています。

 昨年、県の広報番組で岐阜県知事と森林文化アカデミー学長が対談した際に鵜籠や和傘の取り組みが紹介されて以来、知事も学長も「アカデミーと言えば鵜籠、和傘」と各地でPRしていただいているようで、現場としてはとても有難いです。晴れて世界農業遺産に認定されると、もっといいですね!