2015年11月23日月曜日

目指せキャンプインストラクター

ダッジオーブンも極めろ!


 森林文化アカデミーのオープンカレッジ講座『キャンプインストラクター養成講習』、今年も岐阜
県キャンプ協会指導の下、野外活動の安全や野外炊事、レクレーション、ロープワーク、キャンプ
ファイヤー、自然観察の手法など、様々な項目を学ぶ三日間が開催されました。

 今回は講座始まって以来の少ない参加者で、どういう訳かアカデミーの学生18歳が4名と一般の
男性60歳が1名の合計5名。

 最初に岐阜県キャンプ協会の鹿嶋昌幸会長から、三日間の心得とキャンプについてお話をお聞き
して、いざ実践へ。


本日最初は「野外でのパンづくり」、今回は強力粉を使って手捏ねした生地を予熱したダッジ
オーブンで発酵させ、その後に空気抜きして、ダッジオーブンで焼き上げる。

 なんと、今日はテレビカメラ(CCN)の取材と、新聞社のダブル取材もありました。


 パンづくり指導者は、パンをつくって30年以上という野崎先生、この野崎先生は岐阜県キャンプ
協会専務理事の野崎英雄先生の弟さんとのこと。

 参加者自身に、パンづくりの楽しさ、心得、技を判りやすく指導して下さいました。
約40度のダッジオーブンで発酵させると、大きなパン生地が出てきました。


 パン生地をちぎって、空気を抜いて、猫の手でぐるぐる回すと、丸いパンができる。

「ほら、やってみよう!」と言われても、先生のようにきめの細かいパンに仕上がらない。

 それでも何とか作り上げて、見事なパンを焼き上げました。


 さて、一日目の夜はロープワークの実習や、安全に関する項目など、様々なことがらを学び
焚き火と星空を眺めながら、楽しい一時を過ごしたのです。

 続いて、二日目です。

 朝から野外活動の安全の考え方、安全指導、天気対応などについて学び、メインは何と言っても
野外料理、キャンプ協会の林先生の指導によって、ダッジオーブンできのこご飯を炊き、ダッジ
オーブンで里芋の芋煮汁づくりです。


 牛肉が入ると、加藤さんは大はしゃぎ? 湯気が美味しい香りを漂わせています。
具材に火を通す手順や、火加減の調整方法、そして全体的な味付け方法、様々を学びました。


 鹿嶋先生がきのこの炊き込みご飯のフタを取ると、これまた美味しそうな湯気が立ち上りました。

 ご飯は炊きあがって、10分ほど蒸らしたら、ご飯を切るようにかき混ぜなければいけません。
またこのときに、ご飯を捏ねないように注意を払って、味を均一に素早く馴染ませます。


 さて、午後5:00ですが、本日の夕食タイム。 鹿嶋先生の合図で「頂きます」と言って、楽しい
夕食の一時を過ごしました。

 夜にはキャップファイヤーの種類、手法、管理方法について学び、ティピーテントで語り合った
のです。

 さて、今日は三日目、

 朝食はホットドックをホイルで包み、それを飲み終わった牛乳パックに入れて、焚き火に入れる。
そうしてホットドックを完成させて朝食としたのです。

 本日はJIRIによる自然観察がメインですが、その前に昼食用の「災害時における食事」を学ぶ
ための下準備。

 災害時に限られた水を無駄にせず、ご飯を炊ける無洗米の価値について考える。それと同時に
その無洗米で、いかに少量の水でご飯を炊くかを学びます。


 無洗米を災害用の特殊な袋に入れて、水を注ぎ、それをお湯で煮る。そのための下準備です。

ちなみに、このお米を煮るお湯は、そのままみそ汁などに転用します。無駄のない利用を考える
のもキャンプの基本ですね。


 さて、仕込みが終われば、JIRIによる自然観察を開始。学生たちは以前聞いたことのある
内容でしたが、どういう訳か思い出せない。 しかし、自然の中には面白いことがいっぱいある。
 それを実感した二時間を過ごしました。

  そして試験を終了して、見事全員が合格。 最初に今井さんが合格証書を鹿嶋会長から
受け取りました。みなさん、おめでとう(^o^)!


 このキャンプインストラクター講座、毎年この時期にかいさいしていますので、来年もみなさん
ご参加下さい。

以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。