2016年2月10日水曜日

課題研究の成果を先取り発表 ~中部森林技術交流発表会~

 アカデミー2年生は、来週の課題研究公表会に向けた最後の追い込みに入っています。そんな中、クリエーター科林業の2年生の二人が、中部森林管理局主催の『中部森林技術交流発表会』に参加し、課題研究の成果を発表しました。



 一人目は飯嶋さん。発表タイトルは、「航空レーザーデータを活用した樹高・本数密度の把握手法の提案」です。


 この研究は、森林施業に入る前に林分に現況把握を行う手法を提案するものです。具体的には、無償で貸与してもらえる航空レーザーデータを利用して平均樹高と本数密度とを知り、込み合い度の指標である相対幹距比を推定しようというものです。対象としたのはスギ林です。


 二人目は、松葉さんが「材木屋が考える6次産業化 ~DIYユーザーに向けての木材販売の可能性の検証~」と題して発表しました。


 この研究は、小規模な材木屋の新たな事業展開を提案するものです。今の市場に満足しないDIYユーザーが満足する商品を提供するための、「原木の仕入れ~製材・加工~販売」の仕組みを実践に基づいて考えるというものです。


 二人とも緊張の中の発表だったと思いますが、質問にも堂々と答えられ、良い経験になったのではないでしょうか。

 発表会の最後に表彰があり、二人は「奨励賞」を受賞しました。



 これらの研究成果は、森林文化アカデミーの課題研究公表会(2月17日)で報告します。他にも様々な取り組みの成果がありますので、お近くの方は、ぜひ、課題研究公表会を覗いてみてください。