2011年9月19日月曜日

現在というものは、過去のすべての生きた集大成である。(自力建設2011:森のインターチェンジ)

カーライル「随筆集」より。
昔の偉い人も言っています。


と、いうわけで9月13日14日のことについて書きます。笑


ついに杉型枠基礎を完成させた我々!
夏休みを返上し木匠塾さんと一生懸命刻んだ柱や梁を組み立てる、建て方に向け、日々邁進しております!


��3日
木匠塾で刻んだ構造材(柱や梁のこと)に加え必要になる垂木(屋根の軒下にトトトトトと並んで見える、あの材です)を、ガンガン電動カンナでつるつるに仕上げていきました。
電動で身体は楽チンなのですが、量があるので結構大変。

とても喉が疲れました。

・・・機械の騒音に便乗して大声で歌っていた、なんてことはしてないですよ!


一方現場組。
基礎の型枠が取れたので、再度建物の位置をきちんと取るべく、墨付けを行いました。
もうあとは組み立てるだけなんだからいいじゃーん・・・ではダメなのです。

木匠塾石田校長先生の言によると「建築は、芯」だそうです。

きっちり芯を取ります!
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職人さんの技によって、ごく簡単な道具ですいすいっと芯がとれました。
現場での三種の神器は、「差し金」「下げ振り」「墨つぼ」ですね。



��4日
あの皆さんに手伝ってもらいながら掘って掘って掘って掘って掘って掘ったあの穴を、埋めるときがやってきました。
なんだかほんとうにもったいない気がするのを鼓舞しつつ・・・
掘った土を積み上げておいたところから土を掘り出し、
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運び出し、
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埋め戻します
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最深では1.7mにもなったあの穴、下まできちんと作った杉型枠がすっかり埋まりました。
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でもやっと、まるで遺跡発掘現場のようだったものが建築現場になった気がします。笑


さて、整いました。
木匠塾の皆さん!建て方、がんばりましょうねっ!

記:夏休みが終わり、学友達との授業にウキウキな山本(木造建築講座1年)