2011年9月13日火曜日

樹木同定のテスト

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今日はエンジニア科の科目『樹と木材を知る』のテストでした。このテストでは,学校近辺に生育している樹木85種のシュートを見て,その樹種名を回答します。もちろんテストなので図鑑は使えません。頼れるのは自分の記憶のみです。写真のように,一つ一つの枝にタグが着いており,解答用紙のその番号のところに樹種名を記入します。

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全部並べるとこんな感じです。85種もあるため,集めるのも一苦労です。教員3名が半日かけて枝を集めてきました。今回はテストが月曜日だったため,先週末に枝を集めました。採取してきた枝は,水をはったバケツに入れ,ビニール袋をかぶせて,低温室で保管しておきました。こうして,なんとか鮮度を保つことができました。

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一つ一つ手に取って自分の記憶と照合します。常緑 or 落葉? 葉の着き方は? 毛はある? などなどいくつかの特徴をもとに樹種を判断していきます。中にはかぶれるものやトゲのあるものもあるため,触れる際には注意が必要です(テストの問題にはウルシの仲間も含まれるため,筆者は腕や首がかぶれてしまいました...。身をはってます!)。

1-1.5時間かけて回答し,その場で教員が採点します。合格点は50点以上,2回まで再チャレンジが可能です。合格者は約半数,なかなか厳しいものです。合格できなかった人たちは1年かけて修行して,来年またチャレンジして下さいね。