2011年10月1日土曜日

メンテナンス講習三日目【長野林大交流授業】

交流授業の最終日です。

今日はプロセッサの作業機のメンテナンスです。
まずは安全点検から始まりました。作動油の漏れ,ボルト,計測器の作動等のチェックを行いました。

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ひととおり点検が終わると,枝払い用カッターとソーチェーンの目立てを行いました。
枝払い用カッターは,砥石で丁寧に研いでいきます。

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電動のグラインダーを使用することもできますが,
摩擦熱で温度が上がりすぎると刃先の鋼が弱くなってしまうため,
砥石で研ぐ方が確実とのことです。

続いて,ソーチェーンの目立てです。

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普段使用しているチェンソーは,4.0mmや4.8mmのヤスリを用いることが多いですが,
今回プロセッサで使用しているソーチェーンは,5.5mmのヤスリを用います。

実習を通して,3台の機械のメンテナンスを行いましたが,
いずれも適切な時期に,適切な方法でメンテナンスを行うことが作業時の安全につながり,
機械を長持ちさせる秘訣だということがよく分かりました。

研修は午前で終了し,午後からは修了式を行いました。
一人ずつオペレータ研修の修了書が授与されました。

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今日で長野林大との交流授業はこれで終了です。

長野県と岐阜県は隣同士ですが,地形や気候が大きく異なります。
また学生も,長野林大は寮生活で,アカデミーは,下宿や実家生活です。

いろいろな違いを感じながら,お互いの交流が深めたようです。
帰りは,長野林大のバスが早く着いたので,アカデミーの学生でお見送りをしました。

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アカデミーと長野林大の学生の皆さんお疲れ様でした。
また今回は,研修の主催者であります長野県林業労働財団には大変お世話になりました。
講師に来て頂いたイワフジ工業の皆様,長野林大の伊東先生にも大変お世話になりました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。