2011年10月25日火曜日

林業再生講座  <strong>「森林情報」</strong> 講義・実習

林業再生講座  「森林情報」 の第二回目の講義と実習開催

森林GISなどの森林情報に関する講義と実習の二回目を開催しました。これはクリエーター科の主に林業再生講座受講者を対象に提供されるものです。

前回はGPSやGIS、リモートセンシングなどについてと、現場でのコンパス測量について学びました。
今回は、森林研究所の古川邦明部長をお招きして、前回をもう少し進め形での講義と実習をして頂きました。
より詳しく「GISとは何か」「GISの利点は何か」を勉強すると共に、レーザーコンパス(レーザーレンジファインダー)によ測測量体験とその利点を学びました。

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GIS(地理情報システム)の「地理」とは何か? から始まり。
GISでは位置情報を基に現実世界の情報を「レイヤー(主題図)」として重ね合わせることで、より有効な複合データベースとなります。

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GISデータをシェイプ・ファイルなどに変換すれば、様々なレイヤー(主題図)として利用できます。写真は航空写真、施業図、急傾斜地分布、河川・渓流など、所有階別森林、森林簿別などを表示させたものです。

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次に、補助金申請の書類を想定して、5000分の1の施業図に現場での測量図面を縮小し地図を示すと同時に、1000分の1くらいのプロット図面をつけることを確認し合いました。そして、そのプロットを再度施業図に転写するとどこになるか。みなで記入していました。
図面によっては北方向がずれていたり、磁北と真北とのズレを考えたり、微妙に違います。

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さて、講義終盤、これからレーザーコンパスで前回牛方式ポケットコンパスで測量した場所を再度測量に向かいます。
その前に、レザーコンパスの特徴やコンパスキャリブレーションの方法について学びます。


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室内を終えて、測量に出掛けましたが、これまた四苦八苦!!
とても写真を撮影する余裕もなく。終了時間をオーバーしながらなんとか今回の測量を終えました。

来週は測量データの図化とGPSを組み合わせた利用方法を学びます。

報告 ジリこと川尻秀樹でした。