架線が水曜日に完成しました。
主索とエンドレス索が交錯するなどトラブルもありましたが,実習を始めて6日目で完成しました。
・縛りつけるワイヤから立木を保護するための当て木の確保
・主索につける滑車の種類,滑車を上げる順番
・主索から伸ばす控索の配置
・控索を張るのに必要なワイヤの長さ
などなど,いろんなことを頭に入れながらの作業でした。
江崎先生が強調していたのは,「段取り八分」という言葉。
仕事の出来は「段取り」つまり事前の準備でほとんど決まるという意味です。
次の作業を行うためには何をすればよいのか,常に考えながらの行動です。
実習が進むにつれ,みんな「段取り八分」が身についてきました。
授業開始は9時からですが,今日はなんと8時半に集合し,
集材機を運転する前に必要な元柱や先柱のチェックを,率先して行っていました。
今日は集材機の運転です。
午前中は,今回張り上げた架線で集材機の運転を行いました。
午後からは,別の箇所で,より大きいタイプの集材機の運転を行いました。
集材機の運転手は,集材機の音,振動に耐えながら,
集中力を切らすことなく,集材機を操作する必要があります。
少しでも運転操作を誤れば,先山の荷掛け手や,荷外し手を危険にさらしてしまうことになります。
運転前に先柱や元柱の安全性のチェックを行うのも運転手の仕事です。
とても簡単そうに見えて,とても根気のいる仕事なのです。
来週は,架線の撤去に入ります。