��1月25日に行われた、UNSW(シドニー)の学生たちによる森のようちえんの視察ですが、
その後、森の中に入ってから面白い展開になったので報告します。
森のようちえんのいつもの活動場所「四寸傘(一期生の自力建設作品)」に到着した一行は、
はじめのうちは、子どもたちもUNSWの学生たちも互いに様子を見てかなり意識しあっている感じ
でしたが、やがて両者とも落ち着きはじめ、遊びが始まりました。
最初に大きく動いたのは、UNSWの学生!
しばらく子供たちを観察した後、突然周辺に落ちてる木の枝や葉っぱを使って
トンネルと小さな家を作り始めたのです。
さすがは建築を学んでいる学生だけあって、その構造もなかなかですし、
デザインもバッチリ。そしてつくるのも早い!あれよあれよという間に完成。
その間、UNSWの学生たちはお昼ご飯の時間も忘れ、いい顔して作業してました。
普段あまり使わない材料で家をつくるのは、とってもよい刺激になったのではないでしょうか。
この日スゴイなぁと思ったのが、つくられた家が、幼児が遊びたいな~と思うような、
心くすぐるデザインになっていたこと。トンネル大きさも、家のサイズや形もバッチリです。
完成すると早速子供たちはトンネルや小さな家で遊び始めました。
そしてもちろん大人も家に入って遊んでました。
シドニーの若者たちの笑顔と、森のようちえんの子どもたちの笑顔が重なる
素敵な演習林となりました。体験後、シドニーの学生たちとのふりかえりの際には、
なかなかよい反応がありました。また、森のようちえんそのものについても
非常に高い関心を示していました。
今日のこの体験を忘れずに、将来、素敵な建築家になってもらいたいなぁと思いました。