2012年9月3日月曜日

住宅の結露の知識と対策~木造建築病理学への誘い~

 森林文化アカデミーの短期技術研修「住宅の結露の知識と対策~木造建築病理学への誘い~」の募集が始まりました。
 10月31日(水)10:00~16:30でみっちり基礎から計算まで行います。

 まずは、基本となる温熱の基礎知識です。簡単な例題をみながら実際に熱の動きを計算してみます。
 断熱性能を上げると無暖房室の室温のが上昇し、暖房機器を使用しなくてもそこそこの温度が確保できます。断熱材が無い住宅と比べると、温度差は6℃以上にもなりますし、少し前の新築と比べても温度差が4℃以上つくこともあります。
 また、断熱によって健康改善効果が上がるのは、近畿大学の岩前先生が実施された2万人の調査からも見えてきました。

 しかし、断熱性能を上げると室内と外部との温度差が大きくなり、結露にとって危険性が高まります。
 そのため、建築の専門家には、断熱と結露の知識はセットで考えないと、いくら性能の良い家を作っても、建物と人に害を与えるようでは本末転倒です。

 本講座では、結露の検討と対策を中心に、実践で使用できるノウハウをお伝えします。

 受講修了者(宿題を出すかもしれません)には、下の画像の結露計算ツールを配布予定です。
 申し込みは、こちらからです。