2012年10月29日月曜日

こんなん咲いてました90


紅葉の季節に入ってきて、アカデミーのカツラも次第に葉を落とし始めました。あたりには砂糖を焦がしたような甘い香りが漂っています。
この匂いをかぐと、毎年秋が深まってくるのを感じます・・・。
と、いうことで、今回は紅葉の話題かと思いきや、そうではなくてサクラのお話です。



サクラといっても、もちろんこの季節に咲く桜の話ではありません(少なくともアカデミー構内には10月に咲くサクラは植わっていません)。

日本には「サクラ」と名前のつく植物が数多くあります。ちょっと思いつくところでも、サクラソウ、フサザクラ、サクラバハンノキなどなど。日本人にとって桜がいかに特別な植物かわかりますね。

そんな植物の中に、サクラタデという草があります。今まで休耕田など湿地でしか見たことがなかったのですが、アカデミーのすぐそばの空き地に生えていました。


全体的になんだか地味な感じの植物です。上の写真を見てもどこがサクラに似てるのかまったくわかりません。けれど、近寄ってみると、だんだん花の形がわかってきます。

拡大してみると、一個一個の花は、確かに桜の花によく似ています。誰が名前をつけたのか、サクラタデとはよく言ったものです。かなり美しい・・・と私は思うのですが、どうでしょうか。






ちなみにこの植物の花には変異があるようで、別の場所では萼裂片(花びらに見えるところ)の形が細いタイプも生えていました(下写真)。

タデ科タデ属の植物には、このサクラタデをはじめとして、総状花序に小さな花をいっぱいつけて、しかも群生することによって昆虫にアピールするものが多いようです。

このサクラタデ以外にも、道ばたに普通に生えているもので、サクラに似た花のものがあるかもしれません。
何気なく歩いていて、足元にきれいな「サクラ」を見つけたら、季節外れのお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。

最後コマーシャル風になってしまいましたが(何のだ?!)、きれいな花が気になる方は、ぜひ森林文化アカデミーへ!

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