2012年10月31日水曜日

「森林経営計画実習」はじまる

 クリエーター科林業再生講座の2年生を対象とした「森林経営計画実習」という授業が始まりました。この実習は、入学以来の1年半にわたって学んできたことの総まとめという位置づけで、林業再生講座の全教員が担当して実施します。

 まずは座学で、森林経営計画について、これまでの授業をふり返りながら理解を深めます。森林計画制度のこと、森林・林業再生プランを受けての様々な動き、森林施業における経営計画の重要性などを復習し、制度としての森林経営計画がどのようなものなのかを知ります。計画の立案には、これまでの様々な授業が活かされるはずです。



 森林経営計画の対象森林は、アカデミーの演習林全域(約33ha)です。午後からは、計画対象としてどのように山を見ていくとよいのかを考えながら、演習林を歩きました。




  ところどころで立ち止まり、地図を見ながら位置を確認したり、林分の様子をながめたりします。

 きちんとした計画をつくるには、森林の現況把握が欠かせません。林小班ごとにプロットをとって、毎木調査をするに超したことはありませんが、それをしていたら時間が足りません。少ない労力・時間で、十分な現況把握をすをするにはどんな調査をすればよいかも、自分で考えます。



 
 計画は、学生1人ずつがそれぞれの計画を立てます。 どんな計画ができあがるか、楽しみです。

  by 横井秀一