コミュニティビジネス起業論の最終回です。
これまでのまとめとして,各自がとても個性的で刺激的な発表をしてくれました。
前回までに検討した5Pを踏まえたビジネスモデルをさらに発展させ,
提案する相手を意識し,共感を生むプレゼンを実施するというのが最後のお題です。
コミュニティビジネスとは,
「地域のお困りごとをビジネスの手法を用いて解決する」
ということですが,どんな提案になったのでしょうか。
すべて内容を紹介すると,こんな感じでしょうか。
「神社の社有林を整備しないといけないが,整備するお金がない」
⇒ 「手入れをした際に出た枝で表札をつくり,地域に販売する!」
「地域の森づくり,地域づくりの事業にまとまりがない!」
⇒ 「情報発信の統合や各地の拠点を結ぶルートをつくる」
「地域には子供が自由に遊んで学びを得る場所がない」
⇒ 「美濃に自然学校をつくる!」
「神社の社有林を整備しないといけないが,整備するお金がない」
⇒ 「手入れをした際に出た枝でお守りをつくり,神社で販売する!」
「登山客が多い地域の山の保全が,まとまりを持って実施されていない」
⇒ 「団体をまとめて収益活動を行う!」
「世代間の交流の場が減っている」
⇒ 「薪づくりを通じて交流の場をつくる!」
これらを仲間づくりの視点も含めながら,
5Pのビジネスモデル,実際の工程表,資金繰りといった,
ビジネスプランに必要な要素について,プレゼンしてくれました。
それぞれ発表について,参加者から鋭い指摘もありました。
「顧客のニーズについて調査不足ではないか?」
「誰にこのプレゼンを訴えかけているか分からない」
などなど。
このプランを実際に実行し,起業するためには,
詰めないといけないところ,共感を生むための見せ方を考えないといけないところ,
など分かってきたのではないでしょうか。
これでコミュニティビジネス起業論は終了です。
未完成な部分もあるものの,これで卒業してからの起業アイディアが一つ出来ました!
ぜひ実行に移せればよいですね!