2013年5月15日水曜日

日本の林業の現状・問題点を概観する ~林業再生講座1年生の専門科目がスタート


 大型連休明けから、クリエーター科1年生に対しても、各講座の専門科目が始まりました。

 林業再生講座では、はじめに『林業の再生』という科目を集中的に開講しています。この科目は、これから林業の専門科目に取り組む新1年生の頭を「林業頭」に切り替えるための科目です。

 今週5/13・14は、「日本林業の現状と課題」と題して、以下の8つのお題を取り上げました。



   森林資源とその利用
   木材産業
   木材の生産と流通
   路網整備と林業機械
   木材価格と育林コスト・木材生産コスト
   林業の担い手
   林業の持続可能性
   林業政策と施策


 学生は、これらの課題を分担して調べて、簡単なプレゼン資料を作成して、発表します。その発表に対して、他の学生から質問、教員から補足説明というゼミ形式の授業です。


 すなわち、この科目の目的は、

林業の現状と課題を認識し、林業が産業として自立するためには何が必要かを考えるという本来の目的の他に、

林業関係の専門用語を覚え、林業的なものの見方や考え方に触れることで、これから林業を学んでいくためのセンスを養う

さらには、情報収集・情報整理・問題抽出の手法を学び、ひとにわかりやすく伝える技術を訓練する場ともする、

という欲張ったものなのです。


 学生は、1人3つのお題を、1週間という短い期間で調べてまとめました。かなり大変だったと思いますが、皆がきちんと調べて発表してくれたおかげで、これから専門科目に向かっていく準備ができたと思います。

 学生の皆さん、お疲れさまでした。でも、これからが本番です。しっかり学んでください。


  by 横井秀一