環境教育のメッセージを伝えるための手法のひとつにプログラム(アクティビティー)があります。
自然体験活動指導者・インタープリター養成コースの1年生が入学してから既に体験してきた森のようちえんやプレーパークのような子どもが中心の自由な「非構成型」の体験ではなく、やることや進行がある程度「構成」されたプログラムがあります。
楽しくコウモリとガの関係を体感したり、
木の葉をつかってカルタとりをしたり、
虫眼鏡で小人になった気分で糸の道を探検したり、
自然の中に隠された人工物を血眼になって探したり。。
ゲーム感覚で楽しみながらも、
最終的には自然界の神秘やその仕組みのすばらしさに気づくそんなネイチャーゲームの世界は、学生たちにとって
新鮮に感じたようです。
ネイチャーゲームのもうひとつの特徴が「フローラーニング(Flow Learning)」といわれる考え方です。
参加者の状態に合わせ、「ワクワクする」タイプのプログラムから「じっくりと静かに自然を観察する」タイプのもの、「仲間と一緒に気持ちを共有する」タイプものまで、グループ分けされていて、それらを段階毎に組み合わせていけるところがとてもよくできた環境教育プログラムです。そうした流れの違いも学生たちは体感できたようです。
「自由な非構成な学びの空間」と
「構成された学びの空間」
その場の状況に合わせ、臨機応変にどちらも操れるような指導者になってもらえたらいいなぁと願っています。
自然体験活動指導者
インタープリター養成コース
なんちゃって先生
萩原ナバ裕作