2013年7月16日火曜日

第2回 新任教員初任者研修 『自然体験の指導』校外研修  森林文化アカデミー短期技術研修

第2回 新任教員初任者研修 『自然体験の指導』 校外研修 


 平成25年度の岐阜県採用教員 初任者研修(体験学習)の第2回目、今回は美濃地区・東濃地区
・飛騨地区の特別支援校の先生方の研修です。

 講師はナバ、ジリ、そしてサポートにIPコース1年生のカズ、トヨ、コマチの3人。

 最初に、 1.中国のことわざ、+ イギリスの人が言った言葉の紹介。
       2.体験学習における「た」から始まる3つの学びを紹介。
           「たのしく学ぶ、たいけんから学ぶ、たがいに学ぶ」 コバさんの名言!


 最初のアイス・ブレイキングは「ドングリころころ、どんぶりこ・・・・」と歌って、踊る。

 ここまでは簡単、しかし次は、竹筒と木のボールを使って、ドングリころころを再現。

 しかし、これが予想以上に難しい!



 早く目的を達成したグループから、成功の秘訣を聞きながら、そして実施中もアドバイスをもらい
ながら、なんとかゴールできました。


 アイスブレイクのあとは
  1.葉っぱじゃんけん
  2.自然の絵の具
  3.メッセージスティック

 「自然の絵の具」では、自然の中の色を紙に写し取るだけではありません。
   グループのみんなが協力して、「水族館」をつくりました。
 熱帯魚やイルカ、クジラ、サメ、タコ、カメ、カニ、小魚、海草、ペンギンなど、様々な生き物を
アジサイやニワゼキショウ、ヒメジオン、ヘビイチゴ、ヒイロタケ、木片などで描きました。

 色は紙に写すと花の色と違ったり、手で擦るだけでなく、石で潰すと色も変わります。
普段は見ることもない草花や石ころを注意深く観察しているうちに、新たな発見が生まれる




 「メッセージスティック」では「自分と似たもの」として、木の輪切りを持参する人まで・・・・!

 えっ、これって似ているの?・・・・・でも本人が言っているから、そうなのか?



 午後一は、再度アイス・ブレイキング。

 でも今回は、精神を集中するためのもの。 人差し指に乗せたリングを下に下げるだけの単純
な活動!・・・・でもできない。    なっなんで、どうしたらできるの?

 意識の集中、かけ声、人の動作の観察、人を思いやる気持ち・・・・・できるじゃん!







 演習林では浜口式自然観察ビンゴ、下の写真は「谷川を行く」という指令に、全員が挑戦。
足の裏は痛いけど、どのように歩いたらよいのか。何に気をつけるべきか。谷川の水は冷たい。
初めて素足で谷川を歩く。・・・・・さまざまな経験が、次ぎにつながる発見を生み出します。




 演習林から戻ったら、先生達から出た感想をシェアリング。


 そして最後の締めは、

 レイチェル・カーソン女史の「センス オブ ワンダー(新潮社:上遠恵子さん翻訳)」からの
メッセージ。

 ・・・「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要でないと固く信じています。・・・子どもたちがであう
  事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒や
  ゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。
    幼い子どもの時代は、この土壌を耕すときです。・・・・

 さて、今回の教員研修で多くの先生方が、各自の視点で新しい発見をしたことでしょう。
その発見を明日につなげ、そして仲間や生徒たちと新たな発見につなげる。そうなってくれること
を願いながら、研修を終えたのです。

 以上、ジリこと川尻秀樹でした。