2013年9月2日月曜日

「飛騨の家具フェスティバル」にあの椅子が!

ものづくり講座の久津輪です。
9月4〜8日に飛騨の家具メーカーの新作見本市「飛騨の家具フェスティバル」が行われます。

行かれる方にぜひご覧いただきたいのが、高山の中心市街地に近い飛騨産業のショールーム「飛騨の家具館」。ショーウィンドウには木の椅子たちが並んでいます。でもよく見ると・・・


いちばん左端のこの椅子!これは私たちが調査研究してきた「ゴッホの椅子」です。生木を割って、すべて人力でつくるものです。


 そして真ん中のこの椅子!これは森林文化アカデミーの生涯学習講座でおなじみの「ラダーバックチェア」。これも生木を人力で削るグリーンウッドワークの手法でつくられています(今年も9月21日から実施します。まだ申込みは間に合いますよ!)


実はこの椅子たち、森林文化アカデミーが飛騨木工連合会の職人さん向けに実施している「グリーンウッドワーク研修」で制作したものなのです。上の写真は研修の様子です。
今回は「森づくりにつながるものづくり」の活動事例として取り上げていただいたのですが、90余年の歴史を誇る飛騨の家具メーカーのショーウィンドウに、グリーンウッドワークの作品を並べていただけるとは思いもしませんでした。「森林文化」の名がつく学校として、地場産業に少しはお役に立てたかなという気がしています。


メイン会場の飛騨世界生活文化センターにも「ゴッホの椅子」が展示される予定ですので、探してみてください。
また同時開催される「森の手づくりマーケット」には、森林文化アカデミー卒業生の「AC CRAFT」石井学さん、「スプーン榧」長岡かやさん、アカデミー教員で「森から海へのエール」和田賢治さんも出展予定です。こちらもぜひご覧くださいね!

http://www.hidanokagu.jp/festival/