2013年9月2日月曜日

I Tを利用した路網計画と管理 第10回施業プランナー育成研修

カシミール3Dを利用した路網計画と管理



 今回で第10回目の平成25年度岐阜県施業プランナー育成研修、本日はカシミール3Dを活用し
で、実際に線形踏査した作業路線形や現場写真などを加工利用する手法を学びます。

 今回の講師は森林研究所の臼田専門研究員、それにサポートで古川部長と和多田研究員
入って下さいました。


 

 研修ではGPSなどのデジタルツール(IT)を活用し、路網の開設計画や管理を行う手法を学びま
す。デジタルツールを活用すると業務を効率化できるだけなく、森林所有者へのアピールをより効
果的にします。

 下の写真は、カシミールに斜面傾斜が急峻な危険区域と水系(集水面積)を表示したものです。

 赤色に塗られた部分は急傾斜地青色の線は集水面積が10ha以上ある渓流です。
こうしたポイントが作業路開設の注意点になります。


 研修生は各自のコンピュータでカシミール3Dを体験します。
使用するのは森林文化アカデミー演習林の図面と実際に線形踏査した作業路開設予定路線で
す。


 カシミールでは画像同士をオーバーレイするのではなく、画像同士は別ウィンドウによる分割表
をさせます。
 下の写真は右上が航空写真右下が作業路開設指針図左側が開設予定の作業路路線
す。


 カシミール上で、森林基本図に線形踏査の路線を入れます。
そして路線の断面図を作成します。
 
 下の写真の右側上は路線の縦断面図で、路線のアップダウンを見ることができますが、これを
架線に設定すれば主索張りの予測にも有効利用できます。始点から終点間の見通しも確認でき
ます。
 
 


 図面上にGPSのトラックデータを入力すると、更に使い勝手が良くなります。
1つのファイルにGPSデータを追加する場合は、GPSデータのエディタのファイルから「追加読み込
み」をする。

 但し、GPSデータも正確性が重要。
下の写真の青線はGPSを腰に付けて歩いた結果赤線は頭につけて踏査したデータです。
頭につけたデータの方が、実際の誤差が少なくなっています。



 次の段階は、踏査のGPSデータに、デジタルカメラで撮影した現場写真を「デジカメプラグイン
です。

 「デジカメプラグイン」の「ブラウザ起動」を選択して操作開始。


 画像に写真が加わると、地図上で撮影位置の表示ができて記録として残しやすくなり、かつ
作業道等でのヵ所毎の状況が判りやすくなる
 これはプランナーにとっても、作業者にとっても、森林所有者にとっても有効。


 事前に机上で地図上設計した線形をハンディGPSに入力し、GPSで記録した現地踏査路を現場
で再検討できる。



 最後に、線形踏査した作業路(赤線)をカシミール3Dで見てみると、下の写真のようになります。
作業路はできても、架線集材によらないと無垢材搬出できない場所については、・・・


 架線を張る場所を探します。
図面上で架線設定をして、カシミールで縦断面図を作成します。

 下の写真では黄色い架線設定をしましたが、写真中の右上のように、途中で地面接してしまう
ことが判りました。

 
さて、今回は朝から夕方までコンピュータ処理、みなさん相当肩が凝ったことでしょうが、これを
使いこなせば所有者さんも上司も、大満足。但し、仕事としてはスタート段階です。頑張りましょう。
 
 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。
 


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