2013年9月19日木曜日

国内研修 民家改修と食、暮らしを軸とした篠山の取り組み

 西粟倉から2時間、篠山の奥地にある天空農園にやってきました。携帯電話は圏外。


 出迎えて頂いたのは家守の照沼さん。ボロボロに朽ち果てようとしていた茅葺の民家を丁寧に監理されています。
 この茅葺民家の改修を手掛けたのが、今回、コーディネートをお願いした一般社団法人「ノオト」さん。
2日目の夜は、ノオト代表理事の金野さんにレクチャーをいただきました。


 金野さんは、兵庫県篠山市で古民家改修を軸に食文化、生活文化を取り入れ、暮らしの再生に力を注がれ、篠山の地の利を生かして人の行き交う街にしようと、日本の制度自体にも積極的に提案を行っています。

 過去に実践してきた具体的な事例から現在進行中の活動まで、幅広い視点での考え方をお聞きでき、大いに参考になる機会を得ました。

 困難な事柄も多いと感じますが、いかにも楽しそうに話され、それをそのまま行動にうつされている姿が特に印象に残りました。


 その後の懇親会にも参加いただき、学生や教員といろいろ意見交換ができました。

 幸運にも、ノオトさんが改修された古民家2棟に分かれて宿泊でき、2日間の感想や、国内研修のテーマについて、遅くまで学生と話ができました。


 次の日は早朝から実践例を見るために、ノオトさんが4年前に手がけられた集落丸山に出かけました。
 解説をいただいたのは、NPO集落丸山の佐古田さん。
 当時、限界集落だったこの地の空き家を無償貸与で借り受け、風合いを残しつつ、補助金やボランティアの手も借りつつ、改修を行い、素敵な宿として訪れる方を迎えています。
 フランス料理や蕎麦屋さんもオープンし、徐々に、人も集まってきました。
 

 国内研修の最後は、篠山の城下町の散策です。レンタサイクルを借りて、ノオトさんが手がけられた改修物件も含め、重伝建地区の町並みの様子も見学し、篠山の400年の歴史も感じられました。


 西粟倉村から始まった今回の国内研修は、林業や古民家改修を軸とした取り組みの実践例を目の当たりにし 大きな収穫を得ました。
 次は、私たちが岐阜のポテンシャルをどのように受け取り、提案できるかを考える番です。

木造建築講座 辻充孝

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