インタープリター養成コースの1年生が
見事インタープリターデビュー(IPデビュー)しました。
当日の様子について本人からのコメントをもらったので以下に紹介します。
(以下学生のコメント)
デビューしたのは、美濃市中央公民館との共催イベント「いきものたんけんたい 〜ムササビの観察〜」です。
会場は毎年お世話になっている洲原神社。
鎮守の森にはムササビの寝床となる木の穴(樹洞)ができやすいのです。
身近な環境に野生のムササビが暮らしていることを、美濃市の子どもたちに是非感じて欲しい!そう願いながらプログラムを行いました。
プログラムは、ムササビの生態を紹介するレクチャーから始まります。
実際の重さや大きさを体感しながらイメージを膨らませて行きます。
それから、いよいよフンや巣穴を探しながら今日ムササビが寝ているであろう
巣穴を探します。(ムササビはいつも同じ穴を使っているとは限りません。)
その後、あ〜だこ〜だと相談しながら、今日待ち伏せする巣穴を決定。
張り込み場所が決まったら、巣穴の前で静かに待ち構えます。
日没30分後。ムササビが動き始める時間です。
赤いライト(赤にすることで明るさを落とします)で時折巣穴を照らしながら観察していると巣穴の奥にライトに反射して大きく光る二つの目が!
「本当にいた!」
子どもたちの歓声があがります。
その後も、ムササビがす〜っと滑空するところや枝の上で毛づくろいする姿など、合計5回ほどじっくりと観察する機会に恵まれました。
今回初めて観察会を指導してみて、様々なことに気づきました。
プログラムを進めるだけで一杯になってしまったり、スタッフ間コミュニケーションや場のコントロール、安全管理などが出来ていなかったりと自らの課題が見えてきました。
また、インタープリターは、ただ自然を解説するだけではなく、それを見ることを通してメッセージを伝えなくてはいけないということにも気づきました。
まだまだプロのインタープリターへの道は長いと感じましたが、がんばりたいと思います。
自然体験活動指導者・インタープリター養成コース
1年 豊吉 暁詩 文
同コース なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作 編