半年かけて準備してきた農山村サポーター交流会2013ぎふ(農サポ2013)が、ついに2月20日午後~21日午前にかけて開催されました。岐阜県内はもとより愛知県・三重県からも集まった参加者は70名以上。
初日は、山県市でのエクスカーション3コース(A.地域資源活用の農家レストラン「舟伏の里へおんせぇよぉ~」、B.暮らしの伝統文化と地域の子育て支援「美山ジョイフル倶楽部」、C.若者と地域の場づくりと薪ビジネス「やーまん・みちくさ小屋」)で始まり、地域おこし協力隊・集落支援員の現場活動の楽しさや悩み(リアル)を共有。
もう一方で、ぎふローカル鉄道博覧会にも企画エントリーして「塩見直紀さんと語る[あなたの半農半X]発見ツアー」を進行。美濃市駅に降り立った参加者は、現地ガイドと町並みを歩きながら「X発見」のツアーを行いました。
第2部は、参加者スタッフ全員が「半農半X」自己紹介ネームカードを付けての懇親会。アカデミー情報センターに集まって乾杯をした後は、あっという間に打ち解けてすごい熱気。山県市メンバーの心づくしのローカルフード(シシ鍋、へぼ飯、早矢仕ライス)も大好評でした。
2日目の朝、早起き組は「朝森カフェ」で薪割り体験、焚き火でコーヒーを飲んで気分一新。
いよいよ塩見直紀さんの登場。基調講演「半農半Xな生き方で自分と田舎の未来をデザインする」が始まると、息もつかせぬキーワードが連発。70人の参加者がしんと静まって、すごい集中力で聞き入っていました。
そして「自分の半農半Xを見つける」全員参加型のトークセッションへ。塩見さんの特製ワークシートを使います。
第1ラウンド「コレクションしているものや長く続けてきたことは何ですか?」6人の円卓を囲んで1人1分で発表。
第2ラウンド「自分の研究所をつくるとしたら何をテーマにしますか?」で同じく1分ずつ発表。このへんになると塩見さんの“強制出力方式”に皆も慣れてきて、会場は騒然とした場に。
第3ラウンドは「人生で叶えたいことを8つあげてください」普通なら難題ですが、これも順をおって到達したせいか皆どんどんアウトプットしていました。
あっという間の3時間が終わって、ランチタイムで「ふりかえり」。山県市の「おんせぇよぉ~」から届いた
お弁当を食べながら、少しゆるめの進行でや塩見さんへの質問タイムを行いました。
多くの方が「すごい刺激的でした」「自分の中のもやもやが整理でできました」と感想を書いていました。この中から、岐阜県中で「ひとり研究所」が名乗りを上げ、都会からも「半農半X」な暮らしを始める人がやって来ると良いですね。
記 山村づくり講座教員/農サポ2013実行委員長 嵯峨創平