何もかも便利になり過ぎた現代社会では、肉体的にも精神的にも、誰かに頼ったり、甘えたり、自分をさらけ出したり、支え合ったりする機会は、殆どなくなってきてます。
自分の中にある「壁」がどんどん高くなってしまってしまい、余計なことに気をまわしたり、心と身体が連動してなかったり、チャレンジがなかなかできなかったりすることが多いようです。
自分の中の壁が下がれば、実はいいことばっかりあるのに… 。
気楽になれるし、どんどん新しい世界の扉を開けられるし、自分自身の成長にもつながります。そして何よりも、もっと人間らしく暮らすことができるはずなんですけどね。
でもそんな自分の中の壁を自分で下げるのは難しいもの。そこで役立つのが、「グループ」の力。
身も心も安全、自分をさらけ出しても、失敗をしても受けとめてもらえる安全な空間をグループで互いに力を合わせて創ることにより、気づかぬうちに自分の中の壁が以前よりも低くなっているのです。そしてなによりも気持ちがいい!
ということで、アウトドアチームビルディング 1日目を実施しました。
名前を気軽に呼び合える
自分が感じたこと、思ったことを発言する
素直な気持ちを言う
他人の意見に耳を傾ける
失敗する
挑戦する
他人を信頼する
精神的距離を近づける
自分の素顔を思わず出してしまう
他人と自分との違いを認識する
自分の弱みを言える
笑い合える そんなことが生まれるような活動を1日中実施しました。
そして今回から特別にジリさんによる「ツリークライミング体験」も実現!樹と自分の間にあった壁も下げることができたのではないでしょうか。 最後のふりかえりでは
「3月までの自分だったら挑戦しないことも挑戦できた」
「この一ヶ月とは違う仲間たちの顔を見ることができた」
「本当はこういうことは避けてきたけど、一緒に何かをやるって案外いいものですね」
「誰かから反応があるっていいですね」
「何十年かぶりに誰かに甘えることができました」
「受けとめてもらったとき、本当に気持ちがよかった」
「この仲間と一緒にこれからやっていけるのがうれしい」
など他にも沢山素敵な感想を聞くことができました。
これからもこの感覚を大切にして「壁」を下げてどんどん成長していってくださいね。
2日目はいよいよラフティングによるチームビルディングです。自然の中では、さらに自分をさらけ出す機会が沢山待ってます。次回の報告をお楽しみに!
自然体験活動指導者
インタープリター養成コース
なんちゃってせんせい
萩原ナバ裕作