2014年7月11日金曜日

雨にも負けず『下刈り』に励む

雨の下刈りだけど、意外に快適かも?




 エンジニア科の『森づくり実習』、今回は関市洞戸のカネキ木材さん所有山林に植栽されたヒノキ
林で下刈り(下草刈り)作業の実習です。

 「雨の中の下刈りなんて?」と思われるかもしれませんが、農業が主力であったその昔、農作業
ができない雨天時には、田の草刈りや山の下刈りをしたのが実際です。

 台風の影響で雨が降る中、下刈り鎌(かま)の使い方を学びます。
隣で作業する人との距離感、下刈り鎌でササや灌木類を切るときの鎌の動かし方、切りたい灌木
に刃を当ててから引き切り方、などを確認。


 全員がカッパを着て、もくもくと作業する。最初はカッパで蒸れていた学生も、炎天下で下刈りす
るよりも、「結構快適かも?」と作業を楽しむ余裕も出てきました。

 ササは先端を左手で持って、根元から切断します。ヤマウルシやシロモジ、ワラビは鎌を右から
左に引き動かして切断していきます。


 現場はヒノキの植栽地ですがホオノキも自生しており、そのホオノキは葉を採取するようヒノキの
生長に影響のない場合は、率先して残しました。

 岐阜県はホオノキの葉をつかって、朴葉寿司や朴葉味噌をつくりますから重要なんです。


 下刈りしていると、野鳥の巣がありました。 そっとしておいて、親鳥が戻ってきてくれることを
願いながら、下刈り現場を後にしたのです。

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。